異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

ニモの不思議な旅(小包編)

2012-09-06 20:55:41 | Weblog
まだまだ暑いけれど、もう9月。

非常勤勤務をしている大学では、8月から交換留学生の帰国ラッシュが始まるのでこの時期になるとほとんど帰国組は残っていない。
で、ほっとできる時期なはずなのだが、さにあらず。

ある日、7月に送った荷物が9月になっても届かず、US POSTに聞いても全く荷物がどこにあるかわからないというメールが帰国した学生ニモ君から入った。送り状番号が書いてあるので、そのまま日本郵便の荷物検索サイトで検索。http://tracking.post.japanpost.jp/service/numberSearch.do?searchKind=M004&locale=en

なんと荷物は日本郵便東京国際支店まで配送されたものの、また送り返されようとしているらしい。意味がわからないので受付をした郵便局に電話をかけ、送り状番号を告げた。

「少々お時間をいただけますでしょうか。こちらからご連絡差し上げます。」なにかとても込み入った様子。

で、回答はというと、本人がアメリカ向け国際郵便に入れてはいけないものを入れてしまったため、通関ができず国際支店に荷物が残ったままになっていて、おまけに送り主も受け主もアメリカの住所のため、送り返す相手がいない状態ということだった。

「通常ですと、一定の保管期間の後廃棄されます。」あー通関法でそう決まっていたんだった。

しかし地方の郵便局は親切。荷物を自局に戻し、再発送をしてくれるというではないか。
何が、引っかかったかというとリチウム乾電池。初めて知ったけれど、これは国際郵便ではアメリカには送れない物品なのである。
http://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/restriction02.pdf

ヒッチハイクマニアのニモ君、荷物も不思議な旅をしているなぁ。



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