走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

同じ土俵に立つ その3

2018年07月23日 | 仕事
今日は医師とNPのタスクシェアリングについて書く予定でしたが、その前に昨日の補足を。

患者中心のチーム医療がなされていない原因を医師のせいにはしていません。何事にも多面性があり、あの人のせいだと指を指す事が出来ないのが現状でしょう。

太古のやり方に固執している医師も存在すると思います。その反対、医療の高度化に伴い医療の形を変えていかなければ良い結果が得られない事をすでに自覚している医師もいます。

最近何度も書いているように、他の医療職の出遅れも原因です。医師と同じレベルに立って患者ケアについて話せるプロ意識とレベルの引き上げは必須です。

法律や体制がともわないから仕方ないという人もいるしょう。法整備が進んでいない事も事実です。しかし私は問いたい。ではその法整備を進めるためにあなたは今何をしているのですか?

日本人ほど従順で疑問を持たず、与えられたものの中で生きている国民は他にいないと思います。秩序を保ち、綺麗な国を守るためにはもってこいの国民だと思います。しかしそれが仇になり世界に置いてけぼりを食っているのです。医療だけではありません。ビジネスの世界、政界、法曹界もメディアも同様です。

誰かがしてくれるのを待っていては何も始まらないのです。そろそろ自分で立ち上がって活動していく時なのではないでしょうか?


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