昨日の続き。
匿名でも職場名を隠しても職種名を出して、SNSなどに意見を入れたり自作のスライドなどをネット上にあげるときには、職種の品位を落とさない自信のあるものを出しましょう。
2018年の1回目のAPNシンポジウムで、私は高度実践看護師(APN)の方に「何でもいいから自分の活動が示せる数を把握しておく事は大事」と言いました。職場で新職種を認めてもらうために活動報告をする事は重要です。それについて以前書いたものはこちら。
しかし間違ってもらっては困ります。活動報告はあくまで活動報告で研究とは違います、まかり間違っても、活動報告を学術的な学会で発表したり、雑誌に投稿しないでくださいませ。OOの活動をしていますなんて言うのは修士号以上を修得している人が公の場で行う事ではありません。学術的な分析を加えて知識の構築に一石を投じるのなら話は別ですが、、、、。「アウトカムを出さないと」「エビデンスを出さないと」なんて言っている時点でそれが出せない方だと私は感じてしまいます(できる人はこんな事を呟いたりしません)。お気をつけあそばせ。
以前にも書きましたが、日本の当番制看護研究は、それを強制する看護管理者の研究に対する知識の低さを象徴しています。そしてそんな研究でやった気になっている人にも???となります。
頑張って研究しました、論文書きました、と日本国内で胸を張っても中身が伴っていなければ、やはり日本の看護ってこの程度なのね、とか日本の他の医療職者に鼻で笑われても仕方ないと思います。ぜひ世界レベルの研究や論文を熟読してくださいませ。
看護師の水準を上げる、看護職が国民や他の医療職に認められる為に貴方ができることって、こんなところにもあるんですよ。シリーズ終わり。