走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

連休に付随するもの

2019年04月21日 | 仕事
今週末は4連休。イースター(キリストの生誕祭)の為です。カナダは移民の国。そしてそれぞれの文化を大切にする人種のモザイクの国、、、と言いながら全国共通で祝日となっているのはキリスト教系のお休みが目立ちます。

今年から隣町のバレエ教室に通っている末娘。そのおかげで今まで知らなかったことを知る。隣町はインド系の移民者がだぜん多い街。その為インド系のお祭りが行われる先週は学校がお休み。国、州の祝日ではないけれど、公立学校は全てお休みとは!びっくりですね。

で、連休と言えば、今年の日本は10連休とか。あらー羨ましい、と言いたいけれど、この方のブログを読んでごもっともと思う。

精神科系疾患を持つ患者のプライマリーケアを担当するものにとって、切実な事実です。私が働く街にもこのような機関があり、連休中にもサービスを提供したい、その意思はスタッフにあります。しかし予算、人手不足など祝日の壁はNPOにとって高いのです。以前は週に7日間稼働していた施設。しかし日曜日はお休みとなりました。連休に稼動できないと同じ理由です。

大型連休の恩恵を得るのはバリバリの現役の人たち。社会的弱者と呼ばれる独居老人や障害者にとっては大手を振って喜べるものではない。たとえマイノリティーであっても同じ国民です。強制的に連休を組まなくても(元号を変更に関する儀式などをわざわざ連休にしなくても)、年間を通して誰もが有給休暇をお咎めなく取れる就労社会を作っていく方が大切なのではないでしょうか?


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