亀のようにのろくても

粘り強く患者と繋がるって大切だなあ、と実感する。

薬物依存と精神疾患系の疾患がある彼は手のつけられない状態だった。ローバリアの住宅に住むようになり、ケアマネがつくようになり、注射薬で精神疾患をまあまあコントロールできるようになった。次は麻薬依存の治療。しかし彼は治療には全く興味がない、とハームリダクション的に処方している。そのおかげでオーバードースがなくなり、救急に行く必要がなくなった。

で、最近ようやく血液検査へ行ってくれて、C型肝炎だとわかる。そうなるとAとB型肝炎の予防接種が無料となるので、それを行った。他にも必要な予防接種を受けてくれた。路上でまるまり、身なりが酷かったホームレス時代とは大違い。

さあ、C型肝炎のタイプを確定して治療へ行けるか？！

少しずつ前進。亀のようにのろくても前進は前進ですから〜