私が担当している学部2年生の学生実験に以下のテーマがある。
単蒸留(化学工学)
先ず初めに、蒸留とは?のイントロで様々な蒸留装置を紹介している。
日本にも江戸中期から明治ごろまで、ランビキといわれる日本製の陶器の蒸留装置があったことを知りました。
その姿に一目惚れし、色々調べてみました。
日本製水蒸気蒸留装置:蘭引 (三段重ねの蒸留器)
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伝来と用途
日本の医師は19世紀まで、比較的扱いやすく価格も安い陶器製ランビキを薬油と蒸留酒の製造に使っていた
という報告もありますが、ここで言う蒸留酒の製造といのは、酒から蒸留しアルコール濃度を高めたものを
蘭学医などが消毒に使用するとか、傷んだ酒を蒸留して飲んだとも、更に調査をしていくうえでランビキの
用途には色々あることが分かってきました。
「蘭学で(もしくは蘭学者が)使っていた蒸留装置」なので「ランビキ」と呼ばれるようになったとも考えられます。
日本調香技術普及協会HPから抜粋
http://www.jspt.jp/category/1985032.html
*尚、詳細をお知りになりたい方、ご興味のある方は「香料産業新聞(平成25年7月15日発行)」に投稿された記事をお読みください。
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日本香料工業会 http://www.jffma-jp.org/
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ネットサーフィンで以下のような夢をみました。
蘭引(三段重ねの蒸留器)を使った フローラウォーターを作ってみる
蘭引(三段重ねの蒸留器)をガラスで作れないか?
中身がみえて構造の説明が容易である。