こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

借金してまで投資する?

2011年06月15日 | 議会
今日は一般質問の3日目。


娘が腹痛を抱えたまま学校に行ったので、
途中で悪くならないようにと祈る思いでの一日でした。

なんとか無事に過ごしたようでしたが、帰ってからも腹痛を訴えるので、
もう一度病院へ。

「ここは、救急なので応急手当しかできないから、昼間のうちに連れてきてください」
と看護婦さんに叱られて・・・「電話したら連れてきてくださいというので・・・」といいたかったけど、
思わず、「すみません・・・ここは救急だったんですね。命に別状ない患者は困りますよね。」と申し訳なくなりました。

確かに、昼間に連れていくべきなんだろうけど、議会を休むわけにはいかない。

子供が病気のとき、変わってもらえない仕事だと、働く母親にとって、大きなジレンマ。

子供の保護者が自分ひとりしかいないというのは、大きなハンディです…子供に申し訳ない・・・ごめんなさい。

明日は、よくなってくれますようにと祈るのみです。


なぜか、子供って、ここぞって時とか、忙しくなると病気になったり、問題がおきたりする。

自分を見て~というサインかもと思うけど、

私は不器用で、仕事をしていると、すぐにそれで頭がいっぱいになってしまう。

先輩議員から、どんなに忙しくても、家族の前では、ゆったりするんだよ~とアドヴァイス。

それが、なかなかできずに、まだまだ修行が足りない…


ところで、昨日の質問で、ある議員さんが、

「借金をして公共事業をおこすことは、資産が残るのでよいこと」とおっしゃってました。

はてな?

道路はできるけど、その分の借金は返さなきゃなんないよね。

市が市民に市債を発行して借金をする、そして、その借金はだれが返すのかな?

そこにあるのが、

市民の払うあらゆる公共料金を値上げ。

借金を返すのは市民。市民の税金だよね。

ということは、公共事業をして得するのは、誰だろう?

この道路がないと陸の孤島になってしまう。ライフラインが途絶えるというなら話は別だけど。

そんな切実なことでなければ、市民にとっては、大型道路を作っても、普段の日常生活には役立たないどころか

近隣の住民は、公害や交通の心配が増えてしまうし、

遠くの人には関係ない。


そして、公共料金の値上げやほかの福祉や暮らし部門での削減につながって

何もいいことないじゃん。

今の国立市、昔、保守市政のころ、たくさんの借金をして公共事業をした、その負債を少しづつ返していって、

やっと、かなり減ってきた12年。

今度、また、借金をし始めて、大型道路の延長。

160メートルで約40億円。

今日の長内敏之議員の質問の財政論の質問は、とてもわかりやすかった。

インターネットで放映されたら、ぜひみてください。

最近、自治体の財政が、まるで利益追求の企業のごとく語られることが気になる。

コストとかサービス、赤字とかまるで企業の感覚。


もともと、企業と自治体とでは違うよね。自治体はあくまでも市民の税金を集めて、それを市民の様々な権利を保障するために使うところ。

企業は、資本主義のなかでは、投資をして儲けを生み出すことが至上命令だし、そうでないと生きていけない。

自治体は、もうけるためにやるのではなく、入ったお金を住民の福祉に還元させるためのもの。

私が不思議に思ったこと。

福祉、教育、防災関係の部署で話をきくと、どこも同じように「予算があまりないので・・・」となり、
まちづくり関係(道路や駅前の開発関係)で話を聞くと、補助金が下りる、前倒し、という話はきくけど「予算がないので・・・」という話は聞かない。ということは、大型開発を進める部門だけは、どうやら、はじめから潤沢らしい。

財政が厳しいから、財政再建で、市民のみなさまには、我慢して負担してもらう、といいながら、道路には借金してまでどんどんお金を使う、これは、どう考えても矛盾してる。

うちの猫ちゃん。歌と手遊びをしてみせると、じーっと見るんです。
これは、大きなカメラを向けられて、びっくり顔。











コメント (2)
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