病院から帰ってから、ここのところ寝返りも打てなかったみじめは(ベット上ではあるが)良く動き、良くゴロゴロ喉を鳴らし、久しぶりに気分が上向きに見えた。
私も、もう一緒に暮らす時間が短いと思い、昨夜は夜更かしもせず早めにみじめと寝たのだが、それを本当に喜んでゴロゴロの大歓迎して顔に乗られたり、何度も、何度も起こされた。
ブラッシング、マッサージ、もうしてあげれなくなると思うと、全部付き合った。
みじめの毎日の受診や以前細かく書いたようなお世話で沢山の事が溜まっており、呼吸苦もなく元気なので、昼は少し家事を優先させたが、熱中するとすぐに受診の時間だ。
曇りの日も重なって、昨日より気温が下がり、「夕方の受診は痩せた猫には少し寒いだろう。」とホッカイロをリュックに入れる。
昨日よりはしんどそうでないみじめを運ぶのは先がないとはいえ、少し嬉しかった。
診察台にみじめを置くと、スタッフさんが驚いて何度か体重計とカルテを見直す。
みじめは2.85㎏まで下がり、腹水どころかオムツがゆるゆるだ。
「昨日測りましたか?」
「昨日は手術室で処置してもらったので測っていません。」
私はみじめは天使になる練習をしているのだと思う。
先生は「どうですか」と明るい顔で入ってこられた。
私は「昨夜からとても元気がよい。」と答える。
偶然なのだが脚が自壊の漿液でかぶれていたことから、オムツに隠れていた焼いた自壊を久しぶりに先生に診せると、
先生は綺麗に癌が取れていると、「こんなに傷が綺麗だとは。」と感嘆し、スタッフさんが写真を撮る。
先生は「アモキシシリンは使ってますか?」との事、私は安楽死の話が出た昨日でちょうど切れたままの事をお話しする。
先生は「傷の漿液で水分が失われるので、輸液をしてもいい。」とおっしゃるが、私はむくみと胸水・腹水が怖い。
先生は「食べられないから低アルブミンもあるのだろう。」とおっしゃる。
「経腸で」とのお話と、病院では撮影後、傷にワセリンを塗った。(結局元気なので帰宅後久しぶりに70㏄輸液、みじめはゴロゴロと喜ぶ)
先生があまりにみじめのお腹を素晴らしいと眺めているので、
私は「まだこんなに治る力があるのでいっそ丸山ワクチンをしますか?」と笑って言うと、
先生は「そうしますか。」と大急ぎで1クール分作ってくださった。
多分これを使い切ることは奇跡に近いと先生も私も思いながら。
ハイパーサーミアもし、片肺だけ胸水を抜き、呼吸苦のないみじめと帰るのはやはり楽しかった。
延命より何よりも、
丸山ワクチンはがんの痛みを消すと言われており、
それを長らく家族だったみじめに最後にプレゼントできたのが私は嬉しいのだ。
三日月、不死男、みじめが抜けた今年の白黒猫団子。仕方がないとはいえ淋しい。
私も、もう一緒に暮らす時間が短いと思い、昨夜は夜更かしもせず早めにみじめと寝たのだが、それを本当に喜んでゴロゴロの大歓迎して顔に乗られたり、何度も、何度も起こされた。
ブラッシング、マッサージ、もうしてあげれなくなると思うと、全部付き合った。
みじめの毎日の受診や以前細かく書いたようなお世話で沢山の事が溜まっており、呼吸苦もなく元気なので、昼は少し家事を優先させたが、熱中するとすぐに受診の時間だ。
曇りの日も重なって、昨日より気温が下がり、「夕方の受診は痩せた猫には少し寒いだろう。」とホッカイロをリュックに入れる。
昨日よりはしんどそうでないみじめを運ぶのは先がないとはいえ、少し嬉しかった。
診察台にみじめを置くと、スタッフさんが驚いて何度か体重計とカルテを見直す。
みじめは2.85㎏まで下がり、腹水どころかオムツがゆるゆるだ。
「昨日測りましたか?」
「昨日は手術室で処置してもらったので測っていません。」
私はみじめは天使になる練習をしているのだと思う。
先生は「どうですか」と明るい顔で入ってこられた。
私は「昨夜からとても元気がよい。」と答える。
偶然なのだが脚が自壊の漿液でかぶれていたことから、オムツに隠れていた焼いた自壊を久しぶりに先生に診せると、
先生は綺麗に癌が取れていると、「こんなに傷が綺麗だとは。」と感嘆し、スタッフさんが写真を撮る。
先生は「アモキシシリンは使ってますか?」との事、私は安楽死の話が出た昨日でちょうど切れたままの事をお話しする。
先生は「傷の漿液で水分が失われるので、輸液をしてもいい。」とおっしゃるが、私はむくみと胸水・腹水が怖い。
先生は「食べられないから低アルブミンもあるのだろう。」とおっしゃる。
「経腸で」とのお話と、病院では撮影後、傷にワセリンを塗った。(結局元気なので帰宅後久しぶりに70㏄輸液、みじめはゴロゴロと喜ぶ)
先生があまりにみじめのお腹を素晴らしいと眺めているので、
私は「まだこんなに治る力があるのでいっそ丸山ワクチンをしますか?」と笑って言うと、
先生は「そうしますか。」と大急ぎで1クール分作ってくださった。
多分これを使い切ることは奇跡に近いと先生も私も思いながら。
ハイパーサーミアもし、片肺だけ胸水を抜き、呼吸苦のないみじめと帰るのはやはり楽しかった。
延命より何よりも、
丸山ワクチンはがんの痛みを消すと言われており、
それを長らく家族だったみじめに最後にプレゼントできたのが私は嬉しいのだ。
三日月、不死男、みじめが抜けた今年の白黒猫団子。仕方がないとはいえ淋しい。