ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

下降

2014-11-09 08:54:38 | 猫病気
夜遅くみじめはもうダメかなと思いながら、
ブラッシングやマッサージ、特にウエットシートで体の汚れを拭いてやったあたりから、ゴロゴロ喜びだし、やってもらいたい方にゴロンと体の向きも変え、夜中から明けがたまで枕元で良く動き元気でいてくれた。





しかし、朝から少し調子が落ちてきて、受診の頃には排尿もあってぐったりしてしまう。

日曜日、通常病院はお休み、今までは一日抜けていたけど、今週は先生とスタッフさんはみじめを待ってくれていて9時30分に受診。
先生は伸びているみじめをみて、ずいぶんぐったりしているのに驚かれていたが、片肺から胸水を抜くと少し元気になり、ハイパーサーミアも受ける。体重は土曜日は3.05㎏から2.95㎏、輸液を昨日はしなかった。
先生は「この体重減少では、そろそろだと思う。」とおっしゃる。
私も貸切状態なので色々くだらない事をうかがうが、猫の肺が疾病で4分の1まで機能を失うと、食欲、元気が消失して、それで皆さん「食べれません」と受診されるそうだ。
そして呼吸器の疾患でそこまで酷いと、つれてくる時のキャリーに入れたショック、病院で治療前に、治療にこぎつけても保定して針を入れるが、その暴れた時点のショックなどで、猫は亡くなることが非常に多いそうだ。

我が家のみじめは一度も抵抗したことがないのが幸いしたこと、またキャリーでの往復にも耐えてくれ、それで命拾いしている。
ちなみに猫の癌の肺転移だと余命は1か月、そう告げるとで飼い主さんはあきらめて帰られるようだ。
我が家のみじめは治療しても、肺の機能が残っていないので、今後、先に述べたように運搬中、治療中に亡くなる可能性は大きい。
また、排尿の後は血圧が下がり元気がなくなる、そこでも危険になる事など雑談する。
私は「もう猫は懲りた」と言うと、「一生懸命されている人ほど、気にやまない人より、次が飼えない人が多い。」
また「今の経験は、次の子にきっと生きますよ。」とも。

帰ってからみじめは排尿し、それから急に具合が悪く、触らないで放っておいてほしいそぶりを見せたので、少しの食餌や水分補給で、「もうこのまま亡くなっても」と好きなようにベットの上で寝させた。

鳥の冬支度もあって、足りないものをホームセンターに揃えに行って、帰ったらさらに具合が悪いようで、酸素室に入れた。
酸素室に入れてからは静かに寝ているが、鼻カーテルでも吐くようなそぶりをするので今日はほとんど食べていない。

この記事を書いている11時の時点で、尾籠な話だが、私もお腹を壊し、吐き気もあって、トイレにこもったり、
お風呂で温めたり、そのお風呂で一瞬寝落ちしてハッとして出て、またトイレに往復し、
猫はどうなると心配しながらお腹にホッカイロを当てて酸素室と並行してベット上にうずくまる。
起きているつもりで結局三十分くらいお腹の痛さで体を折りたたんだ感じで寝てしまって、その後は何とか普通に戻れた。

猫は酸素室内でうまく酸素と枕を使っておとなしくしていた。

時折向きを変えて、ビニール越しにこちらを不思議そうに見上げており、
このビニール一枚がありがたくも命を守ってくれているのだが、
できれば、普通の空間で好きなところに戻してやりたかった。
さまざまな病気からひき起される、最後の呼吸苦と貧血ほどお世話していて残酷なものはない。
(それに熱や黄疸や腎不全、運動機能のマヒ等が一気に加わればFIPだが、どの病気もロクなもんではない。全ての猫に老衰希望)

コメント (4)
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