ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

鼓動

2020-02-27 21:51:17 | 健康・病気

快晴。12-5℃

深夜遅く、バイオリンの師匠からメールが届く、

レッスンは3月8日まで、新型肺炎のため中止になってしまった、因みに、父の施設なども、とうに出入り禁止である。

なんとも暗澹たる気持ちになった、だけど三週間ぶりに先生にお会いできた時に、かなり伸びていたらどうだろうか?そう思って練習しよう!と誓う。

 

昨夜も、猫は夜通し騒いでいる。

そして、朝が待ちきれず、私を起こしに来る猫のわくわくと楽しそうな事に気が付く、どうやったら私が起きるか考えているようで、顔が生き生きとしている!

朝が来るのが待ち遠しいなんて、希望があるようで羨ましい。決して現状を憂いでいない、そこが素晴らしい!(私は寝不足だが、おそらく海馬は今回の猫介護で縮んでいる。)

 

午前中はリウマチで整形を受診、吹く風が冷たい事。

マスク姿の患者さんで待合室はぎっしり、息が詰まりそうで、薬だけ出していただく、それでもかなりの時間待たされた。

そういえば、今朝のAmazonの荷物の受け取り、タッチパネルも皆さんが触るのが嫌だと言い出し、それで印鑑に戻ったそうな。街の風景もこれ。相変わらず、マスク騒ぎが続いている。

帰宅して、慌ただしく楽器の練習と復習。

 

午後からは、某塾へ。

さぁ、きょうから本格的に体験コースを終え、某塾と契約した。講師の皆さんは、モタモタしている私にお優しい。

手続きを済ませ、一回目の試験を終了し(「落ちる」と笑わせ、書き取りに時間を測るというので、「えええっ、リウマチなのに~w」と笑わせ、)無事終了、次の宿題を頂いて帰ってきた。

講師の先生は、物足りないのではと心配する、もっと持ち帰ってもいいという、先のない人生だから、慣れたら、そうすべきだろう…。

なんせエライ野望を、あたかも不退転の決意のダイエット宣言のように、敢えて公言したのだから。今は、まだ飛び込んだばかり、猫の介護の疲労もあり、新しいリズムに慣れないのが辛い。

 

帰りは、何時もの散歩コースを辿る。

♪菜の花畑に入日薄れ、、、

父の初恋だった人(大学時代の同級生)が歌うのが上手だったという「朧月夜」。

それを娘に教える母も母だが…、私達、母と子は、父がその人と結ばれたら、それはどういう人生であったか、そんなことを話し合ったりもした。勿論、私は存在しない。

もしも、あの時そうすればどうだったのか?、どの選択肢を選べば一番良かったのか?、そういう事は誰にもわからない事である。

大満足なら、現状維持を、何かが心残りなら、来た道を振り返ってもどうしようもない、これから先のベストな方法を探るしかない。

川は上流も、下流も、いつも通りの姿で、静かに東京湾に向かって流れていた。これは縄文時代から変わらない流れ。

私がいなくなった後も、このまま流れるのだろうし、気の遠くなるほどの数の、名も無き先人達がここで暮らしたのだった。

プラネタリウム鑑賞時に感ずる時と同じ、気の遠くなる時間の、一つの点でしかない人生。

川岸には、もうクレソンが芽吹いている。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ

私は、私の愚かだった娘時代に、決別する決意をしたのだった。

少しでも、良い思い出に変えようと。

猫に強制給餌、家事、練習、眩暈がした。

 

 

見上げた窓の外、今夜の三日月と金星は可愛い。

自分にとって大切なものは、やはり手を放してはいけない、諦めてはいけない。それが生甲斐というものだ。

絶対に、後悔ばかりの人生になる。人生の後半に気が付いた。

コメント (2)
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