最近は文楽公演、昼の部夜の部の入れ替えがなくなったので、
前半、後半で木曜の午後の観劇、ってのができなくなりました。
どうしても一度は日曜or祝日の昼+木曜or土曜の夜 という組み合わせ、
或いは日曜or祝日の昼夜通し。
どうしても日・祝の午前って、席の予約大変なのです。
今日は通しでした。
病気のために出演者の変更。
碁太平記白石噺の浅草雷門の段の奥の義太夫を勤める予定だった津駒大夫が咲甫大夫に。
団子売の団子売お臼の主遣いを勤める予定だった桐竹紋壽が桐竹勘十郎に。
玉藻前曦袂の清水寺の段の腰元の義太夫を勤める予定だった咲若大夫は亘大夫。
昼の部
「碁太平記白石噺」
2008年の8月の内子座文楽公演、2011年の文楽劇場の四月公演で観ていますが、
「田植えの段」は今まで観たことがありません。
プログラムに乗っている「田植えの段」の写真は昭和63年の公演の写真のようです。
浅草雷門の段では、内子座の公演では「内子の名物は和蝋燭と巨峰」というアドリブがありましたが、
今日の公演では手品師のどじょうが荷物を持って帰るときに近鉄百貨店の紙袋、という演出もあって、笑いを誘います。
「桜鍔恨鮫鞘」
古手屋八郎兵衛、せっかちで思い込みが強いために、妻と義理の母を殺してしまうという役柄です。
実の子お半を、桐竹勘十郎の息子吉田蓑次さんが遣っています。
吉田蓑次さんの師匠は吉田蓑助さん。八郎兵衛の女房お妻を遣っています。
切り場は咲大夫と燕三の義太夫と三味線。
「団子売」
団子売杵造を吉田玉男、団子売お臼を桐竹勘十郎(代役)。
これはごちそうでした。
夜の部
「玉藻前曦袂」
玉藻前実ハ妖狐のかしらが双面。
一瞬にして狐と玉藻前とが早替わりします。
平成7年、19年に国立文楽劇場で観ていますが、あまり印象に残っていない演目です。
平成2年には歌舞伎座で「道春館」だけが出ています。
羽左衛門、芝翫が出てたっけな~。
さすがにこれだけ朝から晩まで座ると、腰が痛い