涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

文楽劇場のおみやげ

2015-11-15 22:00:00 | 古典芸能

毎年の恒例によって文楽カレンダーを買いました。

 
 
 

舞台写真のカレンダー。
来年のカレンダーの写真は吉田玉男襲名興行の口上ですね。

毎月、月めくりのカレンダーです。

  
  
  
  
  
  

そして玉藻前クリアファイル。
内側が仕切りで三つに分かれてていて、
表は妖狐、次のしきりが玉藻前(両面)、次のしきりが玉藻前(双面)、裏は妖狐と文楽劇場のロゴ。 

  

 

書類を入れる場所で見え方が変わります。
一番奥に入れると、玉藻前と妖狐。

 

一番手前に入れると、妖狐だけ。

 


ちなみに本性をあらわす玉藻前は双面で、こういうかしらです。

 

くるりと回して早替わり。


錦秋文楽公演

2015-11-15 21:30:00 | 古典芸能

最近は文楽公演、昼の部夜の部の入れ替えがなくなったので、
前半、後半で木曜の午後の観劇、ってのができなくなりました。
どうしても一度は日曜or祝日の昼+木曜or土曜の夜 という組み合わせ、
或いは日曜or祝日の昼夜通し。 

どうしても日・祝の午前って、席の予約大変なのです。

今日は通しでした。

病気のために出演者の変更。

碁太平記白石噺の浅草雷門の段の奥の義太夫を勤める予定だった津駒大夫が咲甫大夫に。
団子売の団子売お臼の主遣いを勤める予定だった桐竹紋壽が桐竹勘十郎に。
玉藻前曦袂の清水寺の段の腰元の義太夫を勤める予定だった咲若大夫は亘大夫。

昼の部

「碁太平記白石噺」

2008年の8月の内子座文楽公演、2011年の文楽劇場の四月公演で観ていますが、
「田植えの段」は今まで観たことがありません。 
プログラムに乗っている「田植えの段」の写真は昭和63年の公演の写真のようです。

浅草雷門の段では、内子座の公演では「内子の名物は和蝋燭と巨峰」というアドリブがありましたが、
今日の公演では手品師のどじょうが荷物を持って帰るときに近鉄百貨店の紙袋、という演出もあって、笑いを誘います。

「桜鍔恨鮫鞘」

古手屋八郎兵衛、せっかちで思い込みが強いために、妻と義理の母を殺してしまうという役柄です。
実の子お半を、桐竹勘十郎の息子吉田蓑次さんが遣っています。
吉田蓑次さんの師匠は吉田蓑助さん。八郎兵衛の女房お妻を遣っています。 

切り場は咲大夫と燕三の義太夫と三味線。

「団子売」

団子売杵造を吉田玉男、団子売お臼を桐竹勘十郎(代役)。
これはごちそうでした。

夜の部

「玉藻前曦袂」

玉藻前実ハ妖狐のかしらが双面。
一瞬にして狐と玉藻前とが早替わりします。

平成7年、19年に国立文楽劇場で観ていますが、あまり印象に残っていない演目です。
平成2年には歌舞伎座で「道春館」だけが出ています。
羽左衛門、芝翫が出てたっけな~。

さすがにこれだけ朝から晩まで座ると、腰が痛い 

 


錦秋文楽公演

2015-11-15 21:00:00 | 古典芸能

昼の部開演は11時。
こっちを10時に出れば余裕なんですが、朝9時に部屋を出て。

車窓から見えた平城宮跡遺構展示館。黄色いイチョウの樹も見えていますね。

 

これは大極殿。

 

日本橋駅まで35分、そこから徒歩5分ちょっとで国立文楽劇場です。

  

劇場は二階。
一階にある今日の出し物の絵看板。 

 

一階から二階へと上がるエスカレーターから。

 

一階にある無料の展示室では企画展示として、夜の部の出し物の「玉藻前曦袂」に関連して「玉藻前」

  

今回の公演のちらし。
左側が桜鍔恨鮫鞘の古手屋八郎兵衛、右側が玉藻前曦袂の玉藻前と九尾の狐。 

  

文楽スタンプ。

プログラム。

 

デザインは「玉藻前曦袂」の後室萩の方の衣装「濃鼠錦流水華文内掛」の意匠です。