涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

京都近代美術館

2016-10-30 11:30:00 | 美術館・博物館

京都市美術館から京都近代美術館は道を隔てて建っているのですが、
横断歩道は少し北か南にしかないので、北側の横断歩道を渡って。

そこから左大文字のある如意ケ岳が見えています。
そして比叡山も。 

  

横断歩道を渡って南に下るとクラシカルな京都府立図書館。

 

そしてすぐ南に、京都近代美術館。

 

今開催されているのは、「メアリー・カサット展」。

日本では35年ぶりの大回顧展です。

  

  

 

テレビでメアリー・カサットについてやっていたので、興味を持ったのですが、
さもないと来ることは無かったかもしれません。
凄くよかったです。 

例によって絵葉書を購入。

「桟敷席にて」(ボストン美術館)。
当時流行していた昼間用の外出着である黒いドレスを着てオペラグラスで舞台を見つめる女性。
向こうの桟敷席からは男性が身を乗り出して女性をみていますね。 

彼女はルネッサンス絵画の聖母子像や、日本の浮世絵版画の母子絵のおだやかな親密さを取り入れ、「母子像の画家」としても有名です。

「母の愛撫」(フィラデルフィア美術館)、「眠たい子どもを沐浴させる母親」(ロサンゼルス郡立美術館)、

「夏の日」(テラ・アメリカ美術基金)

このボートを半分しか描いていないところと舟遊びというテーマは浮世絵の影響らしいです。

「沐浴する女性」(プリンマー・カレッジ)
女性の肌の色が単色なのも浮世絵の影響だとか。
沐浴というテーマも浮世絵の影響とされています。
ドガがこの絵を見て「女がこんなに上手に描けるはずはない!」と言ったそうですね。 

美術館に入ったところ。

  

会場は3階になっています。

 

 

4階ではコレクション展が開催中。
こちらはガラガラ、というか、ほとんど観客が居ませんでした。

しかし、マテイス、ピカソ、モネ、 シスレー、ピサロ、ルノワールが展示されていましたし、

カサット展では刺繡や裁縫をする女性の絵が何点かありましたが、
ここでも「針仕事の向こうへ」というコーナーがあります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿