涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

東寺弁天堂

2016-05-03 15:45:00 | 寺院・神社

東寺伽藍を北大門から出たところに辯天堂があります。

北大門を出たところに堀があり、それを渡ると辯天堂。

 

御真言をお唱えしてお参り。
おんそらそばていえいそわか ×7

そうそう、今年の夏の高校野球で優勝した智辯学園は辯天宗の学校ですね。
これも「天」ですね。

その脇には不動明王。
ここでも御真言をお唱えして。
のうまくさんまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん ×7

さて、このあともう一度伽藍に戻って、西院へ。


宝物館で「東寺の天部像」展

2016-05-03 15:20:00 | 美術館・博物館

今回東寺訪問の一番の目的。

  

 仏には、東寺講堂の立体曼荼羅のように、如来・菩薩・明王・天部の四つのグループがあります。このうち、天部は、仏敵を懲らしめる守護神と、現世利益をもたらす福徳神の大きく二つにわけられます。
 守護神としての天部は、講堂の国宝四天王立像のように、大日如来をはじめとする多くの仏を守り、須弥壇の四隅に安置されています。もう一つの福徳神としての天部は、御影堂の御供所(台所)などに安置された大黒天立像や、祈祷本尊の弁財天のように、人々の幸福や平安を祈ってまつられていました。
 また、国宝兜跋毘沙門天立像は、もともと羅生門に安置され平安京を守護していたと伝えられています。東寺では講堂や食堂に置かれていましたが、江戸時代には西院の毘沙門堂で、「都七福神」の毘沙門天として、うやまわれてきました。守護神と福徳神の両面を持つ興味深い天部像といえるでしょう。
 本店では、当時の寺宝の中から天部像にかんする宝物を一同に公開します。中でも、国宝兜跋毘沙門天立像は、昨年宝塔の小修理を行い、修理後初のお披露目となります。また、国宝天蓋を公開するのは実に九年ぶりのことです。この特別展を機に東寺千二百年の寺宝にふれていただければ幸いです。   (ちらしより)

 

入り口で出品目録を兼ねたパンフレットをいただきました。



 

出展数は少なかったものの、、国宝兜跋毘沙門天立像の迫力は凄かったですね。
大黒天像も三点出展されていましたが、一つはその表情が怒り?
大黒天は耳で頭をさせているようですよ。 


東寺で小子房が特別公開されています

2016-05-03 15:00:00 | 寺院・神社

東寺で小子房が特別公開されていました。
立体曼荼羅も久々に観たいし、五重塔の初層の特別公開も観たいし。
もちろん宝物館での「東寺の天部像」展が一番の目的ですけど。

共通券を1300円で購入です。 

 

 小子房のパンフレット。
初めてこんなところがあることを知りました。 

 

小子房は鎌倉時代に後宇多天皇が建立した庵で、南北朝時代には北朝の光厳上皇が一時期ここを御所とされました。
通常は天皇や勅使をお迎えするための建物として使われました。


現在の建物は昭和初期に再建されたもので、六つの部屋で構成され襖絵は堂本印象画伯、
庭園は七代小川知兵衛によるものです。


 

門の端にある受付でチケットをもぎってもらってから入ってゆくと、

この前を左に折れて小さな戸をくぐると、大きなイチョウの樹、そして地面には鬼瓦。

 向こうの方には檜皮葺の勅使門。

靴を脱いで庭の写真を撮りながら。

砂利が一部高くなっているのがわかりますでしょうか?
勅使が来ると、ここに緋毛氈が敷かれ、そこを通って小子房へと入ってくるそうです。 

小子房に入ると、数人の職員さんがそれぞれの部屋の説明をしてくれます。
各部屋はちょっとずつ違って、天井、欄間、障子の枠などがランク別に豪華になってゆきます。

もちろん一番豪華なのは勅使の間でした。 

外から見た勅使門。

 


東寺に向かう途中、伏見稲荷大社御旅所で稲荷祭(還幸祭)に遭遇

2016-05-03 15:00:00 | 寺院・神社

大阪屋を出て東寺へ向かいます。

途中JRの高架をくぐります。
新幹線。

道端にワスレナグサ。

そしてムラサキカタバミ。

しばらく行くと「平重衡の受戒の地」の石碑と東寺への案内。

  

立て看板の通りに進むと、曲がったところに伏見稲荷大社御旅所。
そこへ向かって祭衣装と葵を身にまとった老若男女がゾロゾロと歩いてきました。

境内にいる人に尋ねると、伏見稲荷大社の還幸祭だそうです。

ちょっと入ってみました。
境内に入ってくる人々。

境内の人々。

境内内のお社。

楽団の人の舞台。

いろいろな冠がありますねえ。

いろいろな髪形。

程なく祭が始まりました。

笙、篳篥、鉦鼓、鞨鼓、太鼓などによる雅楽が響き、
トラックに載せられた神輿にお祓いがあり、
黄色い衣装を着た人の運転で境内から次々と出てゆきました。 

さて、このあと西にむかって東寺を目指します。

すると東寺の慶賀門(東門)に僧侶と多くの人々。

どうも先ほど観た神輿が、美しく飾られた30数台の供奉列奉賛列を従え
ここで途中僧侶による「神供」を受け、その後市内の氏子区域を巡行し、その後伏見稲荷大社まで行くようです。

水引がかけられた筍、大根、人参、白菜、昆布、赤飯が三宝に載せられ、
その隣にはお神酒徳利。

油揚げは無いのか?

しばらくすると、次々に車がやってきました。

最後に御旅所で観た神輿を載せた五台のトラック。

門の反対側から。

思わず珍しい祭に遭遇できました。

 

 


龍谷ミュージアムで「水 神秘のかたち」展

2016-05-03 14:00:00 | 美術館・博物館

京都駅のバスターミナルを経由し、七条通りを東へ。
堀川通りを右折して堀川七条のバス停で下車。
北の方に西本願寺が見えています。
西本願寺の堀川通りを隔てた向かい側に龍谷ミュージアム。

いつもなら京都駅の一つ手前のバス停 烏丸七条で下車して徒歩で向かうのですが、
バスが満員で降りることができなかったんですよね。
京都駅で数人を残して乗客は降り、また大勢の人が乗り込んできました。
慌てて最前列に移動です。

龍谷ミュージアムのチケット売り場は地下で、
会場は3階、2階、ちょっと変わっています。 

ミュージアムの入り口。

地下に降りたところに

入場券。

ちらし

  

 あらゆる生命の根源“水”。地域や時代を超えて、人々は水を敬い、畏れ、そして様々な願いを捧げてきました。とりわけ、四方が海に囲まれ、かつ水源が豊かな日本では、仏教や神道の思想・儀礼が深く関わり合い、水にまつわる多くのほとけや神が信仰されました。たとえば竹生島(滋賀県)や江島(神奈川県)など「水の聖地」の女神とされる『弁才天』や海運の神『住吉明神』、雨乞い祈祷の本尊となった『龍王』などはその好例といえるでしょう。また近世においては、国内各地の水辺の名所を描いた華麗な屛風絵が人々の目を楽しませました。
 本特別展では、水に込められた願いや祈りを表した絵画・彫刻・典籍などの名品を通して、日本人が育んできた豊かな水の精神性を紹介します。浄らかな水が生んだ神秘のかたち―その造形美を心ゆくまでお楽しみください。   (ちらしより)

 きっと弁財天なんかがメインとなるんだろう、とおもっていたら、もちろんそれもそうなのですが、様々な水がかかわるものが展示されています。
長谷寺の十一面観音も水にかかわりが深いんだ。 

例のごとく図録は購入せず、絵葉書を。

MIHO MUSEUM所蔵の弁財天座像。
MIHO MUSEUMはたくさんええもんを所蔵していますねぇ。 

 大阪本山寺所蔵の宇賀神像。顔が人、体が蛇という異形の神像。5/5までの展示です。

一方、顔が蛇で体が人間という、石山寺所蔵の天川弁財天曼荼羅。

 

奈良国立博物館所蔵の春日龍玉箱。

サントリー美術館所蔵の丸山応挙筆青楓瀑布図。

 大阪金剛寺所蔵の月日山水図屏風。
前期展示ということでたのしみにしていたら、4/27までの展示でした・・・ 

これらの絵葉書を入れてくれた封筒のロゴ。

さて、多くの展示を観て、小腹が空きました。
朝食、食パン1枚にコーヒー、目玉焼き卵1個、野菜ジュースを朝6時に食べたきり。
たしかこの辺にたぬきうどんを出している店があったはず・・・ 

大阪でたぬき、といえば、油揚げの乗ったきつねそば。(なのでたぬきうどんはありません。)
関東でたぬき、といえば、天かすの乗ったおうどん。

で、京都にはたぬきうどんがあって、きつねにあんがかかったのがたぬきうどん。

堀川七条を東に入ったところにある「大阪屋」さんでたぬきうどんを昼食にいただきました。

細めのおうどんに細切りの油揚げと九条ネギ、そしてあんがかかっていて、
おろししょうががトッピング。 

 

さて、この後東寺(教王護国寺)にでも行ってみよう。
そう思って店内に貼られていたバス路線図を眺めていると、
店の女性店員さんが
「どこに行きはるん?東寺やったら歩いて10分ほどやから、歩いた方が早いですよ」
と言って、行き方をおしえていただけました。 

では歩いて東寺へ向かいます。