MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ルネッサンス 高円寺

2019-03-25 13:37:59 | 音楽が流れる喫茶&BAR
ルネッサンス 高円寺

以前中野にクラシックという名曲喫茶があった。
それが閉店して、高円寺に2007年にルネッサンスという
名前で、クラシックの元従業員さんで再開した。
家具調度品はクラシックのそれで、店内もそれを
再現したような感じだった。
クラシックは一度行ったことがあった。2階席に座ったが、
もう現実が遠くなってしまうようなところがあった。

ルネッサンスにしても同様に時間が止まっている。
薄暗い店内で、飲み物を注文して席につくと、
深いソファーに腰かけて、思わず寝てしまう。

音楽は音量大き目で鑑賞を目的としてもいいが、
スクラッチノイズが大きめだったりもするので、
どのようなスタイルがいいのかちょっと微妙。

昔のレジェンドの方たちの演奏が載る。
リクエストノートをみながら、板書する。
1人1曲30分以内というのがお約束らしい。
長尺もののマーラーなんかは全曲きけない。
それもいいではないか。

いる間、たぶんリクエストがながれていたのかも
しれないが、知っている曲はなかった。板書している
曲ではないものがかかっていたかもしれない。

珈琲は濃い目のコクのあるもの、珈琲スプーンに角砂糖2つ。
ミルクは、ステンレスのピッチャーに入って出てくる。
食べ物は持ちこみ可能。クラシックの時もそうだった。
流石にミルクはマヨネーズの蓋ではでてこなかった。

そういう思い出を思い出す様なところがある。
地下なので電波も届かず、携帯は使えない。
それもまた味になる。クラシックの頃は、スマホはなかった。
ノスタルジックではあるが、個人的にはルネッサンスという
こともあるかもしれない。そんな不思議な空間。

ルネッサンス
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13050787/

アランフェス協奏曲とイエペス

2019-03-25 12:17:13 | 音楽夜話(クラシック)
アランフェス協奏曲とイエペス

Rodrigo (1901-1999)
アランフェス協奏曲
Concierto de Aranjuez
ナルシソ・イエペス - Narciso Yepes (ギター)
スペイン国立管弦楽団 - Spanish National Orchestra
アタウルフォ・アルヘンタ - Ataulfo Argenta (指揮)

イエペスと言えば当時「禁じられた遊び」の奏者として
知られていたが、アランフェスを初めて聴いたのも
たぶんイエペスだったと思う。1957年録音という話がある。
もう60年以上前の話。でもまだカタログに残るほどの
ある意味名演になっている。その後2度再録されたが、
個人的にはこれで満足してしまっている。

この曲に関してのレコード選択があまりなく60年代になって
少しずつ録音されてきている。
LPでは持っていなかったけれど、CDになってから、
この盤を購入した。カップリングは、「ある貴紳のための幻想曲」
だったと思う。輸入盤だったためにデーターもうろ覚えだった。
ネット検索して、指揮と楽団を思い出した。

演奏は、たぶんこれを聴きすぎたこともあり、これが定番となってしまった。
今になっては色々なアプローチもあろうが、LP時代の音源なので、
それほどHIFIでもなく、でも、イエペスの演奏はツボにはまっていて、
伝わる演奏になっている。

2楽章のアダジオもマイルスのスケッチ・オブ・スペインの下敷きになっているし、
名曲は名演を生む下地になっていると思う。

こんな盤もそうそう持ち合わせないが、リスナーならば
きっとそのような盤がいくつかあるはずだと思う。