テオドール・クルレンティス 指揮者
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番ハ短調 OP35(1933年)
ピアニストはショスタコーヴィチの作品なり演奏なりを
研究したという逸材のアレクサンドル・メルニコフ。
がっぷり四つの演奏。
ショスタコーヴィチ自体あまり日常的に聴くことはない。
さて、ピアノ・トランペット・弦楽5部。
ショスタコーヴィチの若い頃の作品であり、自身がピアニストを
目指していたこともあり、かなり技巧的なところもあり、流石に
自分の作品を弾けないとまずいだろうから弾けるところの作品なの
だろうが、技巧派なのかもしれない。
エネルギー感があり、協奏している感じも、やり取りも
計算を超えた何かが有りそう。トランペットの意味深なフレーズも
ピアノのジャズの様な速弾きも、心痛な弦楽の短調の和音も、
彼が生み出したもの。ある意味なんでもありの楽曲の様な気もする。
それをなんでも有りを表現するべく、なんでもありのように、
まじめに深堀してプレイするという感じが伝わる。
天才ショスタコーヴィチは、この時代から音楽で真剣に勝負
しているのだと思った。
ショスタコーヴィチのピアノ演奏したアルバムが、まだ現役で聴ける。
指揮はアンドレ・クリュイタンス/フランス国立管弦楽団。
伴奏の指揮者とオケでだいぶん表情というか、柔らかさの感じが違う。
クルレンティスはタイトで深堀り。その分クリュイタンスはいい意味での
ゆるみがある。緊迫感は少ないかもしれない。自作のピアノ演奏はある意味
危なげなく弾きこなしているようにも聴きとれる。
クルレンティスはショスタコーヴィチの深淵を覗いたかどうか。
聴き込みが必要かもしれない。
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番ハ短調 OP35(1933年)
ピアニストはショスタコーヴィチの作品なり演奏なりを
研究したという逸材のアレクサンドル・メルニコフ。
がっぷり四つの演奏。
ショスタコーヴィチ自体あまり日常的に聴くことはない。
さて、ピアノ・トランペット・弦楽5部。
ショスタコーヴィチの若い頃の作品であり、自身がピアニストを
目指していたこともあり、かなり技巧的なところもあり、流石に
自分の作品を弾けないとまずいだろうから弾けるところの作品なの
だろうが、技巧派なのかもしれない。
エネルギー感があり、協奏している感じも、やり取りも
計算を超えた何かが有りそう。トランペットの意味深なフレーズも
ピアノのジャズの様な速弾きも、心痛な弦楽の短調の和音も、
彼が生み出したもの。ある意味なんでもありの楽曲の様な気もする。
それをなんでも有りを表現するべく、なんでもありのように、
まじめに深堀してプレイするという感じが伝わる。
天才ショスタコーヴィチは、この時代から音楽で真剣に勝負
しているのだと思った。
ショスタコーヴィチのピアノ演奏したアルバムが、まだ現役で聴ける。
指揮はアンドレ・クリュイタンス/フランス国立管弦楽団。
伴奏の指揮者とオケでだいぶん表情というか、柔らかさの感じが違う。
クルレンティスはタイトで深堀り。その分クリュイタンスはいい意味での
ゆるみがある。緊迫感は少ないかもしれない。自作のピアノ演奏はある意味
危なげなく弾きこなしているようにも聴きとれる。
クルレンティスはショスタコーヴィチの深淵を覗いたかどうか。
聴き込みが必要かもしれない。