レイ・ブライアント・プレイズ
1959年の録音。シグネチャーというレーベルから出ていたが、
小さなレーベルだったらしく、リリース枚数も少なかったため、
一時期は[幻]扱いされていた。スペインの「フレッシュサウンド」
というレーベルから後年リイッシューされ日の目を見ることが出来た。
たしか外盤屋さんで見かけたことがある。そののち、CDでもでて、
その内容を聴くことが出来るようになった。
ジャズのガイド本なんかにもアルバム紹介されていたが、ついぞ実物を
見たのはかなり後だった。
彼を聴いたのは、アトランティックのソロとか、リトル・スージーや
ヒットナンバーの入っているものだった。
しかしながら初期の彼は、ジャズ・オリジナルの名曲のサンプラー盤よろしく、
頭から、デロネーズ・ジレンマ ブルー・モンク ミスティー
ナウズ・ザ・タイム バグズ・グルーブ ワーキン A列車で行こう
ウイスパー・ノットなどなど。ジャズ聴きはじめの頃、曲を覚えるには
格好の教材だったりした。彼のオリジナルもなかなかだ。
ジャケットの下の方に、「HIGH FIDELITY」というロゴが
入っている。
昔は略して、HIFIと言っていた。よく、オーディオ用語で使われて
いたりしたが、「音響機器などにおいて「原音や原画に忠実な再現」という
意味を持つ。」というような解釈がされている。今では使われることの
なくなった言葉だけれど、当時を知るものとしては懐かしい。
レイ・ブライアントの特徴的なスタイルや演奏は、まだこれからという感じだ
けれど、このサンプラー的な曲の並びや、ピアノ・トリオのスタンダード的な
演奏といい、聴いていて辛くならないものはある。心地よい短編を読んでいるような
気さえしてくる。彼の代表作ではないけれど、その後の活動の萌芽を感じられる1枚
だと思う。この手のアルバムは忘れたころに聴いてみたくなるのが玉に瑕。
The Ray Bryant Trio Plays
Doodlin'
https://www.youtube.com/watch?v=u23WPvsrjJ4&list=OLAK5uy_lkzqrKiS0WEVAzMBCsnRwbcgNutSGyp_o&index=1
1959年の録音。シグネチャーというレーベルから出ていたが、
小さなレーベルだったらしく、リリース枚数も少なかったため、
一時期は[幻]扱いされていた。スペインの「フレッシュサウンド」
というレーベルから後年リイッシューされ日の目を見ることが出来た。
たしか外盤屋さんで見かけたことがある。そののち、CDでもでて、
その内容を聴くことが出来るようになった。
ジャズのガイド本なんかにもアルバム紹介されていたが、ついぞ実物を
見たのはかなり後だった。
彼を聴いたのは、アトランティックのソロとか、リトル・スージーや
ヒットナンバーの入っているものだった。
しかしながら初期の彼は、ジャズ・オリジナルの名曲のサンプラー盤よろしく、
頭から、デロネーズ・ジレンマ ブルー・モンク ミスティー
ナウズ・ザ・タイム バグズ・グルーブ ワーキン A列車で行こう
ウイスパー・ノットなどなど。ジャズ聴きはじめの頃、曲を覚えるには
格好の教材だったりした。彼のオリジナルもなかなかだ。
ジャケットの下の方に、「HIGH FIDELITY」というロゴが
入っている。
昔は略して、HIFIと言っていた。よく、オーディオ用語で使われて
いたりしたが、「音響機器などにおいて「原音や原画に忠実な再現」という
意味を持つ。」というような解釈がされている。今では使われることの
なくなった言葉だけれど、当時を知るものとしては懐かしい。
レイ・ブライアントの特徴的なスタイルや演奏は、まだこれからという感じだ
けれど、このサンプラー的な曲の並びや、ピアノ・トリオのスタンダード的な
演奏といい、聴いていて辛くならないものはある。心地よい短編を読んでいるような
気さえしてくる。彼の代表作ではないけれど、その後の活動の萌芽を感じられる1枚
だと思う。この手のアルバムは忘れたころに聴いてみたくなるのが玉に瑕。
The Ray Bryant Trio Plays
Doodlin'
https://www.youtube.com/watch?v=u23WPvsrjJ4&list=OLAK5uy_lkzqrKiS0WEVAzMBCsnRwbcgNutSGyp_o&index=1