MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ミントンズ・プレイハウスを仰ぎ見る。

2019-09-22 22:57:48 | 音楽夜話(ジャズ)
ミントンズ・プレイハウスを仰ぎ見る。

ミントンズ·プレイハウスのライブ スタンレイ・タレンタイン。
(BLUE NOTE)BLP4069~4070(1961)

ステージは思ったより狭い感じです。カルテット4人乗ったら
一杯かな。でもJAZZは熱い。

こういう演奏好きです。

LP片面2曲。豪勢。1曲10分程度の強気な演奏。
各人のソロも充分にあり、ましてやスタンレーのサックスは
ここぞとばかりにブロ-したりするけど、コールマン・ホーキンスを
思わせるところもあって、ややっと聞かせたりする。
それと同時に耳につくのは、グラント・グリーンのギザギザギター。
これはこの人だとわかる独特なトーンを発している。やはり名が残る
人は凄さがある。ホレス・パーラン(P)トリオの押し出しの良さ、
アンサンブルのまとまりが良いのはタレンタインやグリーンにとっては
良い助けになっているかもしれない。
こういうアーシ―なアルバムは好きですね。

Up At“Minton's”Vol.1 & 2 - Stanley Turrentine
But Not For Me - Stanley Turrentine
https://www.youtube.com/watch?v=DDonxQFq4Wc&list=PL0q2VleZJVEkbfxJPz_ZDfXTBoyfxOgnO&index=2&t=0s



フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、レ・シエクル 古楽器アンサンブル。ラヴェル「クープランの墓」

2019-09-22 20:37:56 | 音楽夜話(クラシック)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、レ・シエクル 古楽器アンサンブル。ラヴェル「クープランの墓」



Maurice Ravel: "Le tombeau de Couperin" (Les Siecles: Francois-Xavier Roth);
8月13日 ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ(パリ)(クープラン)(ライヴ録音)
(ハルモニア・ムンディー)
夏も終わっていく、秋の虫が鳴き始めて、夕暮れも早まり、弱くエアコンを入れて室内で聴く
モーリス・ラヴェル。

昔から、この曲は好きでピアノでも管弦楽版でも聴いていた。
タイトルは「クープランの墓」。

このタイトルだけが、なんともどうしようもなく、何とかならないものかと思いつつ。
曲の 1. Prelude 2. Forlane 3. Menuet 4. Rigaudonを頼りに聴いていることが多い。

フランス音楽をフランスの指揮者・楽団で聴くというのも、今では、全世界規模で演奏家が
集まっていたりするので、何とも言えないのだけれど、当時の様式感や演奏楽器などをそろえ
それで再現してみようという試み。

ライブ録音とは思えない質感。アンサンブルのまとまりも上質。音色も1800年代後半から
1900年代初頭の楽器(木管・金管)を使い、当時の特色を出している。
何度練習したら、指揮者の意向が楽団に伝わりこのような演奏が出来るのだろう。
弦楽器はガット弦だろうか。

夕方のけだるい気分の中で、この曲は染みていく。
そんなに華美な曲ではなく、実際はある意味地味というか、マニアックな曲なのかもしれない。
でも染みてくる。ラヴェルの高度な作曲技法は耳にしても私にはよくわからないが、それでも
伝わるものはある。本質をついているような気がする部分もある。ラヴェルの音楽の凄いところ・・・。

RAVEL, M.: Ma mère l'oye / Le tombeau de Couperin / Shéhérazade, Ouverture de féerie
(Les Siècles, F.-X. Roth)
ラヴェル:マ・メール・ロワ/クープランの墓/シェエラザード(レ・シエクル/ロト)
仏(ハルモニア・ムンディー)