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ミシェル・デヤング(メゾソプラノ) アンドレアス・デルフス指揮ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団 グリーグ・マーラー5番他

2024-06-14 19:10:21 | 音楽夜話(クラシック)
6月11日


09:00-11:00 20.00-22.00 WXXI


グリーグ:抒情小曲集 第8巻 op.65~第8曲「トロルハウゲンの婚礼の日」
マーラー:歌曲集「さすらう若人の歌」
同:交響曲第5番 嬰ハ短調
ミシェル・デヤング(メゾソプラノ)
アンドレアス・デルフス指揮ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
2023年10月28日 ロチェスター、イーストマン劇場内コダック・ホール


明るく始まる。2曲目からはマーラー。
「さすらう若人の歌」恋人の婚礼を知り、恋を失う。
青春時代に聴くと色々感化されることも多かろうて・・・。
この年になると動かされることもない。プログラム・ビルダーの
腕の見せ所なのかもしれないけれど、次は5番だ。


だんだん難しい世界に入っていくようで、それがねらい目なのかも
しれないけれど、ある意味プログラムは上手くできている。
4曲目は静かに沈んだように終わる。デヤングは、グラミー賞
受賞も経験し、2021年には指揮者デビューもするという八面六臂の活躍。






後半は5番。葬送行進曲から始まる。「生は暗く、死もまた暗い」
マーラーの諦観、厭世観が根底にあるような表現。
大地の歌で花開くけれど、それ以前から彼の中には存在していた
ものなのではないかと思ったりする。管弦楽曲であるし、表現も
多彩。こういうのが、聴き継がれていくはどのような背景が
あるのだろうか。「次は私の時代が来る」と彼は言っている。
確かに来たようだけれど、その次はだれが来るのか・・・。
現代はまだそのような時代なのか。個人的にはマーラーに
共感するようなタイプではないと思うが、どこかで
聴きたい曲も存在している。不思議なものだと思う。




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