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前田妃奈Vn モデスタス・バルカウスカス指揮リトアニア国立交響楽団 ヴィエ二ャフスキV協 シューマン交響曲第2番

2024-01-11 21:22:27 | 音楽夜話(クラシック)
1月10日


4:03-6:00 ドイツランド・ラジオ
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」Op95
ヴィエ二ャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op22
ソリストアンコール: マスネ:タイスの瞑想曲より


シューマン:交響曲第2番ハ長調Op61


前田妃奈Vn
モデスタス・バルカウスカス指揮リトアニア国立交響楽団
2023年12月9日ヴィリニュス、
リトアニア国立フィルハーモニーホール


1曲目の「ルイ・ブラス」は時折、コンサートの1曲目に置いてある
事がある。冒頭の管楽器のコラールが印象的だけれど、ブラスの
ブラスでなく、ヴィクトル・ユゴーの同名戯曲の上演のために
作曲された。ブラス違いでした。


2曲目のVn協奏曲は、
東京音楽大学 前田妃奈(ヴァイオリン2年・2022年当時))
第16回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール優勝
https://kyodonewsprwire.jp/release/202210218574
日本財団よりストラディヴァリウス1715年製ヴァイオリン「ヨアヒム」を
貸与されている。


大学在学中にコンクール優勝。マネジメント会社も後押ししている。
大学も特別特待奨学生としている逸材。オケとの共演も日本国内や
外国のオケとの共演も数こなしている様子。演奏技術も申し分ない
表現も豊か。そんな逸材が生まれてきている。


今回のコンサートは、コンクールでは弾いていないかもしれないが、
ヴィエ二ャフスキだ。短調の旋律も情緒豊かに、終楽章の長調の部分は
明るい音色で弾ききった。聴衆を引き込み、さすがに聴かせる
ヴァイオリ二ストの面目躍如。これからが楽しみ。


3曲目はシューマンの2番。海外では割と演奏されることの多い曲だと
思う。国内ではなかなか聴くことができないけれど、海外の放送では
待ってれば聴ける頻度のもの。タイトル付きのものより放送されて
いる感じもする。丁寧に演奏されてる感じがした。テンポはそれほど
ゆったりしているわけではないが、熱もあるし、流れるところは
流れている。聴いた感のある演奏だった。



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