モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

EF62パノラミック窓・再開 その2

2021-11-24 20:35:44 | 16番 機関車
こちらが最終決定の目頭間隔9.2ミリのお面です。(後)
天賞堂さんやTOMIXさんのそっくりモデルにならい
熟成キットでぜひともトライしてください。
ロクニ着手時点では目頭整形ノータッチのつもりでしたが
画像検索すると次第に気になり始めたわけです。







目頭の埋め板を数種類試作しこれで量産します。
Hゴム凸をアップしました。





上下のR部分はヤスリで連続化して仕上げます。
内周はプレスHゴムの丸みに揃えてください。





はめ込み状態で強くゆすっても落下しません。






つばを小さくして
プレスHゴムの凹みに落とし込みます。(キマった)
パノラミックガラスとの干渉を最小限にするためです。






試作旧・左 と 新・右 で
右の納まり方が好きです。





埋め板の決定なしでは
パノラミック窓に進めません。


量産中に急遽、目頭間をわずかに短縮・変更します。




こちらが最終決定
目頭間隔8.4→9.4→9.2ミリとしました。






私物は天賞堂さんのHゴムプラ窓改造のはめ込みガラスを使用するためこの埋め板を使用せず、
ロクサンとのディテールバランスを重視するマニアさん(他人)向けです。(お節介し過ぎ)
三重連でのエアフィルター、乗務員ドア、前面窓類が揃うと満足度はアップし、
熟成キットを安心して着手出来ます。(こんな専用パーツはウチくらいしか作りません)

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EF62パノラミック窓・再開

2021-11-23 18:31:47 | 16番 機関車
文末に追加しました。





そろそろEF62に戻ります。
パノラミック窓の製作はとても手間がかかり
ヤル気が出るまで他のパーツ等を製作していました。






こだわりの貫通ドアも完成しひと息つき、
エンドウさんのEF62
目頭間隔の短さも修正すべく作図しました。

左・元のお面は目頭間隔8.4ミリで両目が接近しています。

右・左右とも0.5ミリずつ両目を離し9.4ミリにすると実車っぽい表情になりました。






Hゴム突起をつけた赤い埋め板を窓穴にはめ込みます。
肩窓+Hゴム、貫通ドア、下向きアングル、乗務員ドア まで及べば
目頭間隔の修正までこなしたいマニアさんが多いかと存じます。
垂直に別づけの縦桟製作も検討中です。(斜め縦桟が気になります)
顔は命ですから。





小社パーツご採用の工作派ならば
それほど苦労せずこなせるでしょう。




以下追加。



縦のプレスHゴムを横方向にやすり削除しましたが
角の余計な箇所もヤスってしまい
もう少々幅がせまい平ヤスリをおすすめします。
この作業に前面アンコが大活躍です。
残り~2個 です。







埋め板のつばは裏面に突き当たるストッパーとなり、
一次型お面では落下しないはまり具合です。





埋め板をはめるとこんな感じです。
目頭間隔9.5ミリなので
9.4ミリまで左右均等にやすり
エッジを丸めてプレスHゴムと揃えます。






貫通ドアを当てます。
ちょっと斜めかな。





こんな顔立ちでよろしいでしょうか?






本生産ではHゴム凸を少し高めてみます。


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みんな大好きEF81

2021-11-23 12:21:45 | 16番 機関車
EF65同様EF81も大人気で
天賞堂さんのレストアに加えエンドウさんのキットを4本仕掛り中です。
20数年前のこのキット、段付き台枠、ランボード下板、 はめ込みガラスに加え
凸を控えめにした ”側窓水切り” で基本を押さえれば良いモデルになるでしょう。
今でも十分高品質な台車も分売されしっかり確保しました。






アクリル厚板から多面加工のパノラミックガラス、
手間がかかり本当に利益度外視で製作しました。





ムサシノさんの81もガラスがはめ込まれているようで
ミレニアムから20年以上の今、ブラス機関車に求められるレベルはアップしています。
個人的にはほどほどディテールとツボを押さえたモデルが理想で
安心して持ち上げられるレベルで十分です。(とても追いつけず、根性がありません)












側面ガラス+パノラミックガラスで¥3,000。
まずよその加工屋では請けないでしょう。(ウチでも、もうやらない)
簡単に透明になります。
製作中のEF62パノラミック窓は¥お高くなります。















個人的にHゴム一体プラ窓に完全移行しますので
EF81
EF64-0番
ED75
のパノラミック窓セットは僅少在庫をもちまして打ち切ります。
必要なマニアさんには行き渡ったでしょう。





湘南台のビッグパワーというスーパーで
ちょくちょく昼飯弁当を買いますが
最近こればかり食べています。(うまい、安い)
柔らかな牛肉がとても美味く
胡椒が効いたまさに売り物の味付けです。
大きいパックの四隅を面取りして
レンジのターンテーブルがまわるようにします。

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みんな大好きEF65

2021-11-22 13:32:57 | 16番 機関車
国鉄電機のスーパースター。






EF65は天賞堂さんとカツミさんのキットで5本控えており
特に天・ブラスベーシックキットは所有中、最愛のブツで
ムサシノさんほどのディテールはあきらめ(無理です)
ほどほどディテールの骨太モデルを目標にします。
まずはサイドで目立つエアフィルターを頑張ります。
上・・・自作
下・・・キットパーツ






上・・・自作
中・・・キットパーツ
下・・・中にサフェーサー吹き






三連状態





ボディにはめ込み。






自作





キットパーツ
薬品の変色を研磨すると印象アップするでしょう。





天賞堂さんの初代ロクゴは¥35,500(だったはず)で
当時手が届かずガラスケースを眺めるだけのモデルでしたが
数年前に念願のキットを入手でき、その後一本増備しました。
特急塗装が最大のネックとなりいずれ何とか頑張ります。




キットのプラ窓・左 はすき間が少々気になるので自作します。
右 はカツミさん用のプラ窓でやや長めのため、右端がわずかにはまりません。





カツミさんの改造用にプラ窓~2セットございます。(¥3,000本体)
そこそこの数を作り、チビチビ売れて残りふたつとなりました。
窓穴拡大を頑張れる方、どうぞ。
製作中(中断)の貫通型電機のHゴム一体パノラミック窓との併用で
天賞堂さんチックなEF65に変身しHゴム色差しから解放されます。
 





マッハさんのHOキット三割引きセールが気になるな。(いかんいかん、これ以上は)




お客様から分散クーラー台座のご依頼で
先日同様、TOMIXさんのAU13S(455系用)に合わせて1ミリ低下しました。






4.6ミリ→3.6ミリで完了です。
私物ではKATOさんの12系AU13を貯めこんだので(早まった)AU13S化は見送りです。








手持ちにAU13Sがないためご来社時に確認してください。


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EF81雨樋じょうご

2021-11-21 15:33:50 | 16番 機関車
文末に追加しました。






EF81ランボード下板はシンプル構成の予定でしたが
天賞堂さんやムサシノさんの81モデルにならいV字のじょうごも必要と判断し
t2→1.5に挽いた平角棒で試作しました。
先にボールエンドミルで肩R2を彫り→V字に抜きます。

私も含め、30万円の完成機関車が買えずに
エンドウさんの20年以上熟成キットで頑張るマニアさんを応援します。






じょうご外側を垂直面にするために断面図でいろいろ検討しました。






肩Rに乗せます。






外側垂直面。






ランボード下板の赤い部分をくり抜いてソリッド感を解消します。
加工時、こちらは底面で
V字切れ込みがRで浅く見えますが
肩Rに沿って丸めると切れ込みが深くなります。
本生産ではひと回り大きく作ります。





下板は簡単取り付け可能で
それに突き当てるようにじょうごをハンダづけし
ランボード取り付け前に肩Rに沿って丸めます。






的確なディテール表現が簡単・正確にできるはずです。
ランボード下板はt1→0.9 でしたが t0.8で凸を抑えて作り直します。(雨樋高さをわずかに低下)
この下板方式はカツミさんのED75にも流用予定で
後期型はランボード脚がほとんど見えないからです。






折角なら付加価値を上げて
マニアさんが欲しがるモノを作らねば。
こちらも¥お高くなります。
少数製作と工賃にご理解をお願いします。

じょうご単品販売はございません。






以下追加

レストア・天EF81
10年以上放置してきた
前面手すり穴の移動にやっと着手しました。
そのままでは手すりが斜めに傾くため元穴をいったん拡大します。
組み立てボディをなんとかバイスに固定し、無理せず最初はΦ1で拡大します。






慎重にΦ1.5まで拡大。






数種類のサイズ違いの埋め板t0.6で圧入チェック。






圧入完了、のちほどハンダづけします。
実はこの修正は二回目で今度こそ慎重に穴あけします。






面倒な箇所はさっさと片付けないといけません。ヤレヤレ。
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