みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 口紅何本食べました?

2016-12-13 21:09:21 | 日記
くさくさした気分で働くあたしの前を真っ赤な口紅を塗った女の子が颯爽と通りすぎた。ああ、可愛いな、と思う。口紅、特に真っ赤な口紅の似合う女の人は魅力的だと思う。ポテッとした唇が赤く染まる。可愛い、本気で可愛い。残念なことにあたしは口紅が似合わない。学生時代はそれでも頑張って似合う色を探した。かろうじて合う?のが肌色に近いオレンジ。赤なんてもっての他だった。それにタバコを吸うからか、沢山水を飲むからかすぐに落ちてしまう。タバコの吸い口に真っ赤な口紅の跡っていう親父好みな?思考もあったがあたしには似合わなかった。今までそうやって色つきリップを混ぜて何本口紅を食べたかなあとぼんやり思う。色素沈着、とかがあるなら真っ赤な口紅の似合う人の胃袋はきれいな赤色かもなあ、なんてばかなことを考えながら今日は1日過ごした。真っ赤な口紅は美人しか似合わないのかも知れない。HYDEさんが女装してやたら口紅が似合う綺麗な女性になっていて、いや女なのか?あたし?と疑問を抱いたり。今は口紅以前の問題だけどここを出て上手く再スタート切れたら少しでも口紅の似合う女になりたいと思う。その結果胃袋の中が真っ赤に染まっても構わない。むしろ願ったり叶ったりだ。赤はあたしにとってあまりいい気持ちの物ではなかった。リストカットの赤、流す鼻血の赤、飲みすぎて吐き出すワインの赤。赤色が幸せになるように口紅が似合う女になりたい。

みりんの徒然声 怯えることに飽きました

2016-12-12 21:04:47 | 日記
殴られるのは平気なのだ。本当に。ただ、あ、殴られるかも知れない、とか人が悪意をぶつけようとしている瞬間が堪らなく怖い。体が萎縮する。テーブルのふちにぶつかって鼻血が出る。痛いより空しい。幼子ならまだしももはやアラフォーにも関わらず実の親に怯えるというシチュエーションが情けなすぎる。つまらないと思いつつ回りの目が気になって追い立てられるように仕事をする。どんなに頑張ってみても時給820円、それがあたしの価値。頑張っても頑張らなくても変わらない金額。だけど不安で必要以上に愛想を振り撒く。疲れはててぐったりすると怠け者と母親の逆鱗に触れる悪循環。何処に行っても変われない気がして愕然とする。いっそ親に殴られてます、と言えたら、仕事、愛想を振り撒くの疲れました、と言えたら良いのに。そんな馬鹿げた事は言わない自制心はあるけれど。知り合いの上司に仕事頑張れ、とか言われると泣きたくなる。期待に応えなきゃ行けない気がしてここを出ていきたいと言えなくなる。期待に応えられたとして変わらない時給。生活ギリギリ。出ていきたいと言ったら殴られそうであり得ない恐怖に怯える。鼻血より心が痛い。頭痛が止まない。部屋に入ると自然に涙がでる。よわっちぃあたし。人生長いなあ、人生80年というならまだ折り返し地点だ。老いてからの方が長いというのに何て生きにくい世の中だ。戦国時代なら齢50年、と織田信長が言っていた。長生きして50年、平均は40歳くらいか?あたしの寿命も40年ならいいのに、天下統一するような偉い人に寿命あげたい。現代なら偉大な医者とか成功者に。タバコの本数が増える。無駄遣いとは思うがヘビースモーカーにでもならなきゃ長生きし過ぎてしまう。だらだらと情けなく鼻血を出しながらあたしはまた朝が来るのかーと怯える。戦国時代の話が好きだ。必死に生きてるし、俺に構わず行け、みたいな男気に弱い。現代ではあり得ない。男気よりも騙し騙されみたいな心理作戦が多くてあたしはやっぱり怯えることしか出来ない。誰か出ていってもいいよ、と行ってほしい。頑張れ、じゃなくて頑張ったね、と言って欲しい。嘘でもいいから誉められたい。子供みたいだな。でも子供の頃だって誉められたことなんてなかった気がする。出来のいい弟がいつだってあたしの、前にいた。まあ、弟好きだからいいけど。言い訳だけど不義理を働いたのはあたし自身が誰かの一番になったことが無いからだと思う。愛され方も愛し方もわからなかった。今もわからないけど。

みりんの徒然声 三大欲求のこと

2016-12-11 15:54:30 | 日記
自分で年納めに不義理の話をしたが、気持ちが悪くなって鳥肌がたった。人に触れたくないし触れられたくない。母親にさえ触れられるのが嫌で何様かと自分でも思うがもう無理な気分で、やっぱり早くここを出ていきたいと切に願う。生き物の三大欲求、食欲、性欲、睡眠欲のうち残っているのは睡眠欲しかない。生存本能が落ちている、と知ったような口を聞いた人もいたが今はそれさえどうでもいい。大体にして俺は違うとか、裏切らないとか言う奴に限って手のひらを返す。分かりきったことだ。しがみついてまた不義理をはたらいて罰を食らうくらいなら1人の方がよっぽどましだ。もう一生あたしは誰かを抱き締めたいとも抱き締められたいとも思わないのかも知れない。それは自分を守る術なのか、悲しいことなのか今は分からない。ひとまず1人になったらやりたいことは、こたつで眠る、酒を飲んで眠る。些細なことだにけど今はとても楽しみだ。食欲に関しては、お腹は空くが何を食べたら美味しいと感じるかわからない。あの人が焼いてくれた目玉焼きはただの目玉焼きだったのにとても美味しかった。過去に縛られてもいけないのだけど。まあ人を故意に傷つけたり、裏切ったり不義理を働くのも人間だけだ。動物みたくただ生きることに必死なら三大欲求は必要だろうが、人間にはいらないのかも知れない。お腹空かなくなりたいな、と思う。他の生命を犠牲にするのが食事ならあたしはその価値はない。美味しいと感じられないなら食べ物に失礼だ。1人になりたい、あとお腹空かなくなりたい。それが今の願いかな。

みりんの徒然声 最大にして最悪の不義理 後編

2016-12-10 21:08:57 | 日記
こうして不義理の数々を尽くしたあたしにバチは当たる。まず距離を置き始めたあたしは待ち伏せされるようになった。いつの間にか家の前に車が止まっている。彼が仕事じゃない日も協力者がいたのかあたしの1日を知っている。あたしがその日どんなお客を、接客し何を売ったか知っている。怖くなってあたしは徹底的に彼を避けた。部屋にあまり帰らなくなった。最終的に彼がとった行動は会社の店長にあたしがタトゥーが入っていることをバラす事だった。ついでにあたしがお店の商品を、横流ししてるとかお客さんをたぶらかしてるとかありとあらゆる悪い嘘を流した。そんな馬鹿げたこと誰が信じるか?とたかをくくっていたが、あろうことか店長は10年近くサービス残業の文句も言わず働き続けたあたしより、お偉いさんの息子を信じた。あたしはだんだん会社に居ずらくなった。人の噂も七十五日、今思えば噂などいずれ消えるのだから辛抱して働き続ければよかったのだが、人間の悪意というものを本当に目の当たりにしあたしは恐怖で動けなくなった。タイミング悪く、前々から良くなかった子宮筋腫が再発してあたしは会社を休みがちになった。休むと言うことは数々の悪評を肯定する結果になったらしい。あたしのわがままなそれまでの振る舞いにまたバチが当たったのか、それまで仲が良いと思っていた人も誰もかばってはくれなかった。あたしは逃げるように会社を後にした。大好きだったあの人だけでなく大好きだった仕事も失った。あたしが仕事をやめる直前彼から調子に乗るんじゃねえぞ、ばばあ、死ね、というメールがきたがあたしはもう何も言えなかった。退職するあたしを見てさぞ気持ちよかったことだろう?因果応報、不義理を働いたのはあたし。仕方ない。それが地獄の始まりだとしても、憎むべきはいつも自分の内にあるのだ。ただひとつだけ解せないことがある。あたしが仕事を止めてすぐに彼は親の会社を継ぎ社長になりあたしより一回り以上若い子と結婚した。でき婚である。やっぱり若い子供の出来る女がいーんしゃないか、だからあたし最初に言ったよなあ、あたしはかなり年上だし、子供も産めないかもよって。と思う反面、あれ?計算おかしいぞ?出産まで少なくとも10ヶ月はかかる。あたしのストーカーまがいのことをして3ヶ月程度だ。いやいやあんたも浮気してたなら喧嘩両成敗じゃないのか?なにしてくれてんだよ、自分を棚にあげてあたしは本気で殺意を覚えた。まあそういう感情だけは両思いであることが常だから彼もあたしを殺したいくらいムカついたんであろう?だけどそれからの人生があまりに違いすぎないか?今更負け犬だけど。あたしは全て失った。あの人も仕事も1人で眠れる部屋も、安心も。男のせいで会社を辞めるなんて陳腐だ。物語にすらならない。ばかみたいな自業自得とすこしの苛立ち。母親の、結局運のない奴はなにやっても無駄なんだよ、という怒鳴り声がいつまでも反芻する。もっと戦えば会社に残れたのか?もはや分からないが分かったのは人の憎悪は恐ろしい。あたしはもう恋愛はしない。出来ない、か突きつけられる悪意や失望はあたしの手に到底追えるものではないし、もういたずらに傷を増やしたくない。懺悔をここでしても仕方ないが書きたくて、でも書いたら悲しみと苛立ちに襲われて爪をまた剥いだ。だらだらと指先から血が落ちた。これがあたしの汚い話。ショウもない話。ああなんだか具合が悪くなる、当時の悪意に囚われそうになる。不義理のバチはいつまで続くのか?春は来年は来るだろうか?そして彼は今も何事もなく幸せなんだろうか?ああ生きるって怖い。早く1人にならなきゃ。誰の悪意にも触れたくないし誰のことも憎みたくない。憎しみの連鎖は続くから。悲しくなった。涙がまた出る。やっぱり冬は寒い、寒い、寒い。春よ早く来て下さい。お願いだから。長々書いてしまいましたがこれがあたしの最大にして最悪の不義理でした。笑えますか?稚拙ですか?

みりんの徒然声 最大にして最悪の不義理 前編

2016-12-09 21:28:10 | 日記
来年に向けてあたしの人生において最大にして最悪の不義理について書こうと思う。まあ誰もあたしの不義理など興味はないだろうが、いつも綺麗事や美しい思い出ばかり語っている自分に少し飽きた。このことはあまりに自分が醜すぎて親友にさえ話していない。時効ではないが、春をすっきりして待ちたい。相変わらず自己中だ。前の仕事を辞めるきっかけだ。それはやっぱり冬だった。いや、春が目の前の冬だったのに・・。その頃あたしは何故か一回り年下のバイトの男の子に好かれた。若者特有の年上に憧れる時期だったのかも知れない。その子は会社の協賛?している、まあとにかくお偉いさんの息子だった。あたしはその子の事をちっとも好きじゃなかった。だけど誰かに好かれている、という立場は好きだった。あの人のいない冬はあたしをいつも自棄にした。でもそれは言い訳だ。あたしは好かれている、と言う優越感のためだけに彼を利用した。彼を散々振り回したあげく他の人と付き合ったりした。その頃があたしの唯一のモテ期?だったのかも知れない。彼はいつも悲しそうな目をしたがあたしは痛くも痒くもなかった。あの人を、失ってあたしは自分が世界一可哀想だと自惚れていた。
続く~