もものけ日記

桃とスモモの栽培に明け暮れる農家の嫁のつぶやきブログ。

昔ながらの豆まき

2007-02-03 21:00:39 | 大菩薩の風景

本日も晴天なり!乾燥注意報が出ています。

今日は節分で、夜豆まきをしました。
大人だけの豆まきは盛り上がりに欠けます。子供たちが小さい頃の
賑やかな豆まきが懐かしく思い出されます。

我が家では大豆を鍋で炒って(回数も決まっているようです)一升枡に入れて
当主が豆をまきます。昔はおじいさんの役目でしたが、今は夫がやっています。

イワシをヒイラギの枝に刺して「口焼き」という儀式をします。

焼きながら「何とか虫の口焼き!」と唱えます。

農作物につく害虫の名前を言うのですが・・・子供と一緒の頃は「泣き虫の口焼き!」
とか「虫歯虫の口焼き!」と言ったりしたものです。

庭に大きなザルを用意して「鬼の目籠をぶっつぶせ」と荒っぽいことも言います。

まあ普通に「鬼はー外」「福はー内」と叫びながら家中に巻き散らかします。
当分は掃除するたびに豆拾いをすることになるでしょう。

これが昔からの我が家の節分の風景です。

最近は恵方巻きが有名になって、コンビニやスーパーでも大量に置いています。
山梨にはそんな風習は無かったのですが・・・乗せられ易いんですねえ。(^^;

我が家ではおじいさん、おばあさんの目が黒いうちは(当分・・・)白いご飯を食べます。
それが決まりだそうです。逆らって太巻きを食べてみたいなんて・・・決して言いません

皆さんは恵方巻きを食べているのでしょうか?
食べ終わるまで口をきいてはいけないと聞きました。のどに詰まらせたらどうするのですか?

美味しいのですか?それを食べると福がやって来ますか?

いつか私も食べてみましょう。(内緒で・・・)

みんなが寝静まった頃、こっそり太巻きを食べている嫁の姿は・・・チョッと怖いですね。

先人が続けてきた儀式です。何らかの意味があるのでしょう。

「信じるものは救われる」と言います。

今年も桃やスモモに害虫がつかないようにお願いしました。「信じてますよー」

 

コメント (2)
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