行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

内山興正師が教育を語る

2011年05月24日 | 禅の心
子どもというのは、親の生き方、人生観の審判者であるとね。もし親の生き方が少しでも歪んでいると、子どもは大きくなってから、必ずそのひずみを指摘し、審判する。(略)
いったいどう育てるのか。大学に出すために、と答える親がいる。これは白痴的回答です。大切なのは生きる態度だ。金が大切という態度を教えれば、子どもは親よりも金を選ぶ。立身出世を示せば、そのことのみに懸命になって人を傷つける。そうではなくて、本当の自分の生命を自覚し、その生命を発現しようとする態度を教えなきゃならん。

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