行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

今北洪川の無字の歌

2014年11月07日 | 禅の心
箇事(このじ)見性(けんしょう)開(かい)悟(ご)の一大事 子細(しさい)にすべし、  
ざっとやるまい 踏みすべるぞよ。
法理(ほうり)妙義(みょうぎ)も会得(えとく)をせずに、  
世知(せち)にまかせて推察 見解(けんげ)、
老婆(にすい・・頭の鈍い師家)知識の涎(よだれ)を舐(ねぶ)り、
これで了(りょう)悟(ご)と重荷をおろし、
無量劫来(むりょうごうらい) 生死(しょうじ)の種子(しゅじ)を、  
爰(ここ)ぞ家山(本具の仏心)と真実とめりゃ、
高慢(こうまん) 邪見(じゃけん)は それから起こる、 
恐(おそろ)しいぞや 最初の一歩。

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