川端康成がノーベル文学賞の授賞式で紹介した、道元禅師のうたです。
春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえて冷(すず)しかりけり
川端康成は『美しい日本の私』と題した授賞式の講演でこのうたを紹介しました。
日本人の美意識は西洋のように神を基本とするものではありません。
神の創造物としての自然の美ではなく、自分自身の中から美を求めていくのが日本人の美意識です。
花も、ほととぎすも、月も、雪も自分自身の姿にほかなりません。
自分が五感を使って見たり感じたりしているものが真実なのです。
春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえて冷(すず)しかりけり
川端康成は『美しい日本の私』と題した授賞式の講演でこのうたを紹介しました。
日本人の美意識は西洋のように神を基本とするものではありません。
神の創造物としての自然の美ではなく、自分自身の中から美を求めていくのが日本人の美意識です。
花も、ほととぎすも、月も、雪も自分自身の姿にほかなりません。
自分が五感を使って見たり感じたりしているものが真実なのです。