行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

主義を超えて

2017年04月04日 | 仏の心
私は、○○主義というものに馴染めません。どんなにいいことであっても、立ち止まってしまっては、進歩もないし、とらわれになるからです。
平和・人権・環境は大事なことです。しかし、それによって他を攻撃してしまっては、意味がありません。平和を求めて武装したり、人権侵害を正すために厳しく吊し上げを行ったり、環境破壊をする者に暴力で答えたりというぐあいに、これらは極端な場合ではありますが、主義が凝り固まってしまうと多かれ少なかれ、他を攻撃してしまう傾向があるからです。
○○主義は、その主義でない者に対して対立することもあります。
仏の教えは常に現在進行形です。どんなにいい事でも、執着してしまうと、迷いになるし、苦しみになると説きます。

執着しないことにも執着しない。それが大事だと思います。


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