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つぶやきまとめ9

2022年03月29日 | 仏の心
「天上天下唯我独尊」に限らず、言葉にとらわれるのではなく、仏教思想全体の文脈で考えないと、何でもありのおかしな解釈になってしまう。

「天上天下唯我独尊」の「我」はユングのいう「集合的無意識」に似ているかもしれない。

「天上天下唯我独尊」の「我」とは、私とか貴方とかという相対的なものを超えた「我」だ。みんな繋がっている大きな「我」なのだ。「世界に一つだけの花」などという小さなものではない。宇宙と一続きの「我」なのだ。

一度、型にはまってみると、自由ということの意味と有り難さがよくわかる。禅は一度自分を型にはめることによって、本当の自由な自己を得るのだ。

「学校の先生は世間知らずだ」といまだにステレオタイプ的に言っている人が世間知らずだ。親や地域社会から叩かれもまれている他、一般企業を長年経験して学校の先生になっといる人も多くなった。

「子どもたちのため」ではなく「社会のため」なぜなら子どもたちが困っている原因の多くは大人たちが困っていることによるものだから。

仏は悟れる人間。
人間は迷える仏。
(松原泰道師の言葉から)

青空は光と闇が一つになっている深さなのです。それと同じように生と死が一つになっているのが命の深さなのです。(内山興正老師の言葉)

哲学をやる人には矛盾に悩み精神がまいってしまう人がいる。哲学には強靭な思考力が必要だが、精神的にはしなやかさが必要だ。追い詰められた哲学者をみてそう思う。

電波でも音でも津波でも波長(波としての長さ)が長いほど遠くまで届く。トンガの火山の噴火で発生した「空振」は激しい振動だと解説されるが、周波数は小さく波長が長い。(周波数と波長は反比例するから)激しい振動というのはエネルギーが大きいとか、気圧差が大きいということ。

他人の幸せを素直に喜べなかったり、他人の不幸をみて安心することは誰にでも少なかれあることだ。しかし、そのような劣化した感情は、徐々に自分の心を蝕んでいく。サビが鉄から出て鉄を蝕んでいくように。

人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。(ゲーテ)
What is important in life is life, and not the result of life.

コーヒーに砂糖やクリームを溶かすように、光の世界(阿弥陀仏)や大日如来の宇宙に煩悩や自分の作った罪を溶かしこんでいく。それが念仏やマントラ(真言)
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