行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

烏鷺滝禅話集(63)

2019年04月12日 | 仏の心
〇無我の境地とは言うが、言葉で表せるものは無我ではないんじゃ。

○人間、ある日突然死ぬわけではない。少しずつ死んでいっているんじゃ。

○仏様の言葉を聞くことができるのんが歌人であり、俳人なんじゃ。

○谷川の流れの声、山の色の変化、鳥の鳴き声、みな宇宙仏の説法なんじゃ。

○お釈迦様は、差別がなく、争いのない世の中を願われたんじゃよ。

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正義の暴走はよくない

2019年04月09日 | 仏の心
よしあしの文字をもしらぬひとはみな まことのこころなりけるを善悪の字しりがほは おおそらごとのかたちなり『正像末和讃』

自分が正しいと信じていることが、本当に正しいのでしょうか。正義の暴走はよくありません。

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烏鷺滝禅話集(62)

2019年04月05日 | 仏の心
○「大人は汚い」という若者は、自分自身が汚い大人にならないようにせんとの。

○ワシには座右の銘などないよ。言葉に立ち止まり、それにとらわれるのは好まんのんじゃ。

○世界史を学んで、支配者がいかに民衆を騙すかということがわかっただけでも大きな収穫じゃ。

○孔子は、食糧、軍備、信用のうち、やむにやまれず、捨てるとすれば、まず軍備を捨てなさいと言われた。次に捨てるとすれば食糧を捨てなさいと言われた。しかし、信なくんば立たずで、信用は大事だといわれた。今の世の中、逆じゃね。

○間違った知識をいくら集めても、時間とお金の無駄じゃよ。本選びはだいじじゃよ。

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烏鷺滝禅話集(61)

2019年04月02日 | 仏の心
○若者に説教しても聞きゃあせんし、煙たがられるだけじゃ。それより、手本となる行動をしようや。

○無宗教はそれはそれで立派じゃが、無宗教という名の宗教を信じておる人もいるのは皮肉じゃね。

○「人としてどうなの?」と他人を批判する人は、自分も「人としてどうなの?」と自問自答してみる必要があるんじゃなかろうかの。

○禅は達磨さんのように、長いものには巻かれないものじゃったと思うのじゃが、長いものに巻かれたがる人が坐禅しに来るのはどうしたものかのう。

○権力に迎合する人、反権力の人、どちらも体質みたいなもんじゃないのかの。ワシの反権力は治らんと思う。

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