球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

実用書との付き合い

2007-11-19 | 技術
以前もここに書いたような気がするけど、一応僕の趣味の一つは読書だ。
でも、"毎日読む"とか、"一日一冊"なんて決めたことはなく、
読みたいときに読みたいものを一気に読みきる実に持久力のない(よく言えば集中力はある)スタイルを取っている。

その中でも実用書は僕にとってこれまでの人生に良くも悪くも影響を与えてきた特殊なジャンル。
昨日と今日で"秘伝すごい会議"という本に出会う。
まぁ、破壊的で創造的な会議について書かれている本だ。

なぜこういうものを読むのか自分でもあまりよくわからないが、
過去にそういった種類の会議を開催し掛け値なしに楽しめたことが
数回あり、またそれをやりたくなったということだと解釈している。

質のよい実用書を読むと、気分が昂ぶってくるもの。



とはいえ実用書との付き合いは結構難しく、
学校の勉強をこなすように本に書いてある内容を鵜呑みにするようなことが結構起こるため、
(今考えると、"鵜呑みにしていい"のってラクだ)
気持ちだけ高尚になり口先だけ立派なことをいう結果が生じやすくなる。

あるいは、現状と本で提示される内容にギャップがありすぎて実用書のはずが
まるで昔話を読むように他人事に思えたりもする。
たとえば、今日読み終わった"会議"にしたって実際やる確率はきわめて低い。

一部の人にとっては有名なものだ。
僕の中でも、有効で有名になる資格だけは取得できる。
だが、社会一般で言えば相当浸透していない事実がそこにある。
"定番"になるための壁は厚い。

…ということで、名目上は"実用書"なんて名前がつくものの
即戦力になることはほぼありえないといってよく、
意気込みはあるはずなのに何か歯車が空回りしているなぁというときに
少しだけ元気のきっかけをくれる薬のようなものだと思うと間違いない。

ちょっとやる気が回復したので今回の読書は成功なのだろう。




コメント
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