頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

おのぼりさん。

2013-12-07 23:55:00 | 毎日のお世話…ときんの場合(ゴールデン)
実は、朝から東京に用事があったので、更新がすっかり遅れてしまいました。つまり、お世話がすっかり遅れてしまいました。ついつい、長居をしてしまって…。
ハムスターは食事と水をきちんと用意しておけば、一日、二日はお留守番できる生き物だと言いますが、ちゃんと室温が保たれているだろうかとか、もしものことがあったりしないかとか、そういうことを考えると安心は出来ないです。毎日のお世話も決まった時間にするのが原則なので、こういったことは極力減らそうと思いました。



自宅に帰ったところ、ときんさんはまるくなって隅っこで寝ていました。その姿がなんだか怒っているように見えて、物音をたてないようにバタバタしていると、しばらくして顔をこちらに向けてくれました。



主食
・オリエンタル酵母CR-LPF
・ヘルシーハンドフル
計15g

副食
・豆苗
・カボチャ(温)
・鳩の餌(手渡し)

最初は豆苗を手渡ししたのですが、食べてもらえなかったので鳩の餌を手渡ししました。それでも最初は指を噛むような素振りを見せたり、警戒が強いように見えました。
しかしながら一度食べはじめると、もう前脚を私の手に乗せる事に躊躇がなく、どんどん鼻先を手のひらや指の隙間に押し当てて、ぺろぺろと雑穀類を食べていきます。コーンは大きさがある上硬いからかなかなか食べず、粟やそばの実などをよく食べていました。えん麦は殻に硬さがあって食べるのに少々時間がかかるものの、よく好んで食べています。



私の手から離れて寝床に戻ったタイミングを見計らって、ごはんですよーと餌入れをおいたものの反応がない…。今はそういう気分じゃない、とでもいうのでしょうか。少し不安です。



荷物の整理などをしていて30分くらいたった頃、またときんさんが出てきました。最初は豆苗を食べていましたが徐々に床にこぼれた鳩の餌を目当てに外に出てきました。



ひと通り鳩の餌を拾い、ペレットをつつくと、するりとまた寝床に戻っていきました。

突拍子もない話をしますが、よく児童虐待のニュースを耳にしますよね。大変心が痛みます。児童に虐待を加えた者は法のもとに裁かれることとなります。
私は思うんです。動物は子供と違って、虐待にあたることをしても、通報されることも逮捕されることも極端に少ない。だからこそ気を引き締めてお世話しないといけないと。

虐待とは積極的に動物を痛めつけるだけではありません。お世話をしない、害のある食べ物を食べさせる、むやみに恐怖心を与える…しかしどこからが虐待でどこまでがそうじゃないのか、難しいところです。
例えば、うちのハムスターはもう二歳以上で先が長くないから、大好きなひまわりの種を好きなだけ食べさせてるの!という人がいます。そういう人に対して、もう二歳以上のお年寄りのハムスターなんだから、わざわざひまわりの種なんて食べさせて余計に寿命を縮めることないでしょ!という人もいます。
一番いいのはハムスターに聞いてみることなのですが彼らは口がきけません。

動物愛護法というのも、動物を一括に考えているから、法として裁く際に、虐待のラインがわかりづらいんだと思います。犬に首輪とリードをつけて決まった時間に散歩をさせるのは適切な飼い方ですが、ハムスターに同じことをしたら虐待です。逆にハムスターを回し車で運動させるのは適切な飼い方ですが、犬に散歩をさせず回し車を用意したら虐待ですよね。

裁く人は司法のプロであって生き物のプロじゃない。だから動物の虐待のラインを司法のプロの見解を額面通りに受け取っていると、逆に判断を誤るのかもしれないなと思いました。

なんでこんなこと書くかというと、お世話の時間が遅くなったのは虐待か、遅くなるのがわかってて寄り道したのは虐待か、自分の中でもやもやと自問自答してるからです。

明日はときんさんを初めての動物病院に連れてきましょう。だいぶ水槽も汚れてきたから床材も替えましょう。