頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

冬といえば…

2013-12-14 17:55:00 | 毎日のお世話…ときんの場合(ゴールデン)
擬似冬眠の季節ですね。

…いえ、冗談ではなく大真面目に言っています。すでに10月後半辺りから、擬似冬眠でハムスターを亡くしたという声が聞かれます。
意外と室温のことって気づきにくいものです。人間はなんとなく我慢できてしまいますから。なので「自分としてはそこまで寒くないから大丈夫」という体感をあてにせずに、ケージ内に温度湿度計を設置して温度管理をするべきだなと思います。私が使っているのはペット用でなく恥ずかしながら一般用の温度湿度計ですが…因みに強引に水槽の壁面に両面テープで無理やり留めています。
あと、水槽は熱がこもりやすいので冬向けという情報はガセなんじゃないかと思い始めました。普通に温度下がります。

それでは今日のお世話。



ごはんの準備をしようとしたところ、ときんさんが出てきてニンジンの残りをかじっていました。お皿の上にちんまりと乗っかっているので、その間にトイレのお掃除をすることに。

…しかしながらなかなかどいてくれないので先に主食だけ用意します。



主食
・オリエンタル酵母CR-LPF
・ヘルシーハンドフル
計13g

オリエンタル酵母のペレットは形に多少ばらつきがあるのでなかなか一定の量を計量することができません。そこまで神経質にならなくてもいいのだろうけど、なんとなくヘルシーハンドフルで調整してしまいます。



副食
・ブロッコリー
・乾燥タンポポ
・乾燥オオバコ

ニンジンに飽きてきたのか、そこまで食いつきが良いわけでもなかったブロッコリーにかなり食いついていました。ブロッコリーは人間が普段食する芽?の部分だけでなく、葉や茎、芯の部分もよく食べます。かじり木の様にブロッコリーの茎をかじっていました。



今度はトイレが綺麗になったのに気づいたのか、トイレへ向かうときんさん。トイレで遊んでいる時に飛んだ砂がかなり遠くまで散らかっています。トイレ以外は綺麗にしてくれる子なんだけどね。



巣箱に戻ります。
今日は出掛けにお世話をしたので手乗りトレーニングはなし。最初のように手が近くに来ただけでビクつくようなことも無くなってきました。初日はいろいろとパニック状態だったのか、お世話をする手に驚いて跳ねて逃げたこともありました。
また、ときんさんは移動の時、たいてい壁際に沿って歩きます。いくら近くても対角線を歩くようなことはあまりないです。これが自然の防衛本能というものなのかな。

野菜を食べさせるということ

2013-12-14 10:15:00 | 食事のこと
うっかり勘違いしそうになりますが野菜というのは自然界に存在するものではなくて、自然界に存在していた植物を人間の味覚や栄養に合わせて品種改良を繰り返した結果、生まれたものです。よってその栄養組成はあくまでも人間向きであり、ハムスター向けではありません。人間が食べてもほとんど害は無いけどハムスターには毒、というネギやニラのようなのもあれば、人間にとっては栄養豊富だしハムスターも食べられるが、栄養過多のため結局害になる可能性があるという小松菜や青梗菜のような野菜もあります。

そう考えるとハムスターに野菜を食べさせるというのは案外リスキーで、ドッグフードやキャットフードをハムスターに食べさせるようなもの…いや、人間用のサプリメントをハムスターに与えるようなものかもしれません。

とはいえハムスターが野生下で食していた植物を入手するのは実質不可能です。それをいったらペレットだって自然界に存在していないし、ペレットの栄養組成じたいハムスターではなくラットやマウス向けに作られたものを多少変えただけと言えなくもないです。
詰まるところは、ハムスターに何を食べさせたらいいのか、わかっているようで全くわからないのです。

栄養過多によるリスクを考えると、飼育書などで推奨されている緑黄色野菜を豊富に与えるよりも、逆にキャベツや白菜などのような、栄養的には乏しいと言われる野菜の方が害がないのかもしれません。栄養の面ではペレットだけ与えていたら十分なわけですし、敢えて野菜を与える必要はないのかもしれません。
ただ、水分補給や「食べる楽しみ」と言った面で、野菜を始め副食の存在は欠かせないと思っています。