皆様、お元気ですか?
市川サービスセンターの渡辺 陽介です。
梅雨に入ってなかなかすっきりできませんが、夏はもうすぐそこまで来ていますね。
今回のお話は、あの哀愁シリーズ!なのです。
いったい何が哀愁なのか、サッパリ分らないと思いますが、お付き合い願います。
さて、今回はメーターのお話です。
現行車両に搭載されているメーターは、液晶などが組み込まれ、機能も充実しています。
さらに、バックライトの照度を自動調整したり、オンボードコンピューター付きの物に関しは、オイルのレベル確認して下さいと、訴えてきます。
う~ん、機能の多さについていけなくなってしまいそうです。
さて、ここからが本題です。そうです、最新メーターについてお話すると思いきや、
R100RSのメーター分解についてお話します。
こちらがメーター君です。
走行距離は約7万km、約20年前の車輌のメーターです。
今回は、スピードメーターバックライトバルブ切れの為、ご入庫されました。
なにぶん年数を重ねた車両ですから、1個のバルブ交換のみ実施し、元に戻すのは
非効率的ですし、同じ年数使用している他のバルブも交換をした方が良いと考え
ますので、こういった症状が発生した場合、全バルブ交換・バルブ基盤の交換を、
合わせてお勧めしています。(交換工賃は、ほぼ一緒ですからね!)
さて、メーターを取外し分解していきます。 中からT字の部品が出てきましたね。
これが、メーター基盤です。この、基盤の中にバルブがソケットに差し込まれて
挿入されてます。
少し見にくいですが、基盤中央にフィルムがあり、ここに銅がプリントされています。
走行距離を重ねるにつれて、振動でこの部分の銅が剥がれたり、接触面の状態が
悪くなってきます。ですので、バルブを交換しただけでは、この部分の接触不良により
バルブが点灯しないこともあります。
今回は、全てのバルブと、メーター基盤を交換してリフレッシュしました!!
たかが、バルブ切れですが、メーターの中ではメーター基盤が身を削り頑張って
いるんですね!
普段は見られない部品ですが、しっかり皆様をサポートしております。
これぞ哀愁のメーター基盤!!
ちなみに、スピード・タコメーターに関するトラブルの対応も致します。
それぞれの症状に応じて納期や料金は変わりますので、ご質問等ございましたら
市川サービスセンター(電話047-396-8019)までお問合せ下さい。