サービス山下です。
「K1600GTLのテクニカルトレーニング」パート2 でございます。
更新が遅いとお叱りの言葉が・・・・・。
さて、気を取り直してシリンダーヘッドがはずれたら今度は
オイルパン外しです。エンジンスタンドでの作業なので
ひっくり返すとこんな感じ。中央にオイルドレンボルトが見えますね。
普段はこういった角度でオイルパンを見る事はないですね。
オイルパンを外すとプレス成型のパネルが出てきました。
そこにもドレンボルトがあるような・・・。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが念の為、説明すると
このエンジンはドライサンプなので本来ならオイルタンクを
車体のどこかに設置するのが普通なのですが、このエンジンは、
エンジンの中にオイルタンクを作ってしまったのです。
どういう事かと言うと外側のドレンボルトはオイルタンクのドレンで、
内側のプレス成型のパネルについてるボルトがクランクケース
内のオイル排出用ドレンになってます。
オイル交換の時は両方外さないといけません。忘れたら
と、言う訳で内側のオイルパンを外すと やっとオイルポンプが
出てきました。
この後はクラッチの取外しです。
マグネシウム製のカバーを外すと・・・・・
意外と「スカスカして空間が広いな」 といった印象。
もっと大きなクラッチが入ってるのかと思ったら、
意外と普通サイズでした。
プレートを外していくとプレッシャープレートに斜めの突起が
あるのが分かりますか?
知ってる人は今更って思うかもしれませんが
スリッパークラッチが標準で装備されているんですね。
今までスーパースポーツ車の装備だと思ってましたが
アクセルOFFの時に必要以上にエンジンブレーキが
利かないようにすると、スムーズな乗り心地になるので
こういったツアラーにも最適なのですね。
しかも信頼のJAPAN製 F.C.Cです。
今回はここまで
次はクランクケース割ります。