スタッフ中村が試乗しました! - R1250R・G310R編

2022年10月23日 | モトラッド京葉からのお知らせ

こんにちは、モトラッド京葉 中村です!

 

 

 

題名の通り、当店が保有している試乗車を2台ばかし乗りましたので、
今回は(高慢にも)その感想を書き連ねたいと思います!

まぁ、そもそも試乗車を用意しているわけですので、
「中村の感想を読むよりも実際に乗った方が早くね?」という気がします
が、
細かい事は気にせずに"小学校の卒業文集を久々に読むような感覚"で楽しんで下さいな。

 

 

 

 

元々、お客様から「当店でG310Rを試乗したい」というお問い合わせを頂き、
系列店であるモトラッド八千代にG310Rの試乗車があった為
当店のR1250Rと入れ替えた、というのがそもそものキッカケ。

その為、走行距離としてはせいぜい片道30km程度の試乗なので、
全てを把握するような試乗ではない点はご了承下さい…。

まぁ、距離云々は抜きにして「業務の一環でバイクに乗れる」のはバイクバカ冥利に尽きますがね!

 

 

 

では本題に。

 

 

 

某日、朝のR1250R。

 

 

中村が普段乗っているバイクは110~200kgのバイクなので、
それらと比べると大きさと重さは感じるな、という印象。

とはいえ、ちゃんと扱えば"べらぼうに重い"という事はありません。

まぁ、過去に「リアタイヤチューブがパンクした400ccアメリカン」を
一人で20~30mほど押した事がありますが、
あれに比べたらR1250Rどころか
R18Classicすらマシってもんですよ、ええ。

 

 

 

さて、モトラッド八千代に向けていざ出発!

※尚、道中やモトラッド八千代の画像はありません。

 

 

 

 

・当店出発

・湾岸道路に向かう

・湾岸市川から東関道に乗る

・道なりに進み、千葉北ICで降りる

・国道16号線を道なりに走る

・モトラッド八千代着!

~というルートで向かいますので、そんなにカーブは無く
殆どまっすぐ走るような感じ。

 

ささ、行きましょ行きましょ。

 

 

 

 

後ろから。
「バイクに乗ると撮影が面倒くさい」と感じるこの思考はどうにかした方が良いですね…。

 

いやぁ、何せ低速トルクがモリモリなのと、車体の重量配分が良いせいか、
当店から高速に向かうまでの”住宅街みたいな地域”でも扱いにくさは全く感じません

押し引きの際には「よっこいしょ」と言いたくなる多少の重量感があったのに、
走っている最中はその重さが「安心感・安定感」に変化するんですよねぇ。

これがBMW Motorradの実力か…。

 

 

 

この日の早朝、比較対象としてコレに乗ったのですが、
R1250Rが「喫茶店でコーヒーを愉しむ」ような質感なのに対して、
コレは「コーラ強制一気飲み」って感じ。

 

 

 

 

 

~ともあれ、約250kgの車重を意に介さないしなやかさで、
住宅街は難なくクリア。

 

さぁ、東関道は如何なものか。

 

 

 

 

 

うん、速ぇ。

 

ここでもボクサーエンジンのトルクが大活躍で、
なんて言いますかね…、「エンジン音以上にスピードが乗る」んですよ。

合流や追い越し車線など、ちょいと加速させたいなという時も
スロットルを少し捻ってあげるとスムーズに力強く加速してくれます。

でもタコメーターを見ると、意外と3,000~4,000rpm程度しか回っていなかったり。

 

 

加速の際などにボクサーエンジン特有の「車体が右に振られる現象」がありますが、
最初から知ったうえで割り切ってしまえば「これも個性」と笑えるレベル

というか気になるほど強く揺さぶられたら乗れん。

 

 

そしてシートはコシがあって肉厚、そして乗車姿勢も緩やかな前傾で、
「出来るだけネガな要素を取り除いて、バイクの運転だけを楽しめるようにした」
という感じがひしひしと伝わってきます。

 

いやぁ、とても快適且つ適度にスリリング。
幅広い人に乗って楽しんでもらえるバイクだろうなぁ、と実感しました。

※ちなみに今回はほぼずっと"ROADモード"にて試乗。
何をトチ狂ったか渋滞にハマった時に"DYNAMIC PROモード"を試したところ、
ただ挙動がシビアになっただけなので戻しました。

 

 

 

さぁ、お次はG310R(画像は当店に帰ってきた時のモノ)。

 

 

 

八千代から当店に帰る時、折角なので
「国道16号線と並走する、少しうねったバス通り」に迷い込み入って
多少のワインディング気分を体験しましたが…、

 

 

……

 

 

 

 

…いやぁ、コレよコレ、絶対的な軽さと小ささにモノを言わせて
くねくねした道をスイスイと往なしていくこの楽しさよ!

 

(R1250Rではそもそもそういう区間を走りませんでしたが)
重量級、もしくはパワーが大きすぎるバイクではどうしても

車体の重さやパワーに振り回されそうで不安になる
パワーを出し切れず悶々とする

~という事態によく陥りますが、G310Rくらいのサイズであれば
「無理なく無理せず、一番オイシイ部分を堪能出来る」ので、
市街地や峠道などではかなり楽しそう。

※別に「攻めろ」という意味じゃないですし、そもそも私ゃ攻められませんよ。

 

 

 

さぁ、レッツ高速道路。

 

 

 

 

…率直に述べるとギリギリ。

 

 

80~120km/h程度のスピードは出せるのですが、
やはりその辺りの速度になるとそこそこ引っ張る必要があります。

当然ガツンと加速してくれるわけではないので、
追い越しを行う際は状況を確認してからでないと、
意地悪な車にせっつかれるかも…?

 

加えて、およそ90km/hを超えたあたりから
尻(シート)に微振動がそこそこ伝わってきます。

600ccのSSに乗って回すとハンドルからビリビリ振動が来ますが、それに近いです。

 

高速道路は急いでいる時専用かな、というのが正直なところ。

 

まぁ、「小排気量車は高速道路がキツイ」と言われるのは
G310Rに限った話ではありませんからねぇ。

 

 

ただ、「(中村もそうですが)基本的に下道しか使わない」という
少々偏屈なライダーの方であれば、

・低燃費
・ヒラヒラ曲がれて押し引きも楽な軽い車体
・パワーを絞り出して使うようなエンジン

~という構成は中々そそられるかと。

 

 

同じ「現行車で、251cc以上399cc未満の単気筒バイクたち」を比較すると、

・クラシカルなデザインと穏やかな空冷エンジンでトコトコ走れるGB350
・とにかく回るエンジンと先鋭的なフォルムが個性的なファイター、390DUKE
・程良いパワーで万人に扱え、BMWらしいデザインのスポーツマシン、G310R

~と、良い具合に棲み分けが出来ているのも◎。

そうだそうだ、シングルスポーツ市場はもっと活性化しろ。

 

初心者にとっては”バイクのハウツーを学べる先生”として、
ベテランにとっては”下道でのびのび遊べるパートナー”として
大いに活躍出来そうな気がします。

 

 

 

 

 

~参考になりましたでしょうか。
…ん、「ならない」って?やっぱりか。

機会を見つけられたら、自分自身の勉強も兼ねて
今後もあれこれと試乗して紹介しますので、
そちらも是非ご期待下さい!

そして願わくば、魅力があるのに忘れられがちなロードスターシリーズを買ってあげて下さい…。

以上、中村でした!


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