ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

3/2/2017鹿鳴荘便り/難波先生より

2017-02-27 15:55:53 | 難波紘二先生
体調が大分回復したので、3/2号を出します。

残雪:今年は1月の13日以来、約20年ぶりの大雪が降りました。20年ほど前、大きな雪だるまを作ったら3月まで溶けなかったことがあります。裏のコンクリート坂道は別荘が5軒あるだけで、冬は誰も来ないので除雪されず、坂で雪ソリを楽しんだ記憶があります。
今は、定住者が5軒に増えましたので、雪ソリは楽しめません。
勝手口にある名残の雪の写真を添付します。撮影は2/21です。





ここだけ残っているのは屋根から落ちた雪をここに集めたことと、陽当たりが悪い場所だからでしょう。よく見ると雪塊の辺縁は球状の氷の集合から成り立っています。

新聞記者:久しぶりに「毎日」津久井達という記者の名を見た。「病腎移植」事件(2006)の時、松山支局にいて「記者の目」欄で東京本社大場あい記者の論調に反論し、万波医師を支持した人物だ。

 安倍首相がらみの大阪府の幼稚園用地に関して、幼稚園経営者が一旦借地しておきながら用地購入を求め、その際「埋め立てゴミ」があるとして、格安に財務局から払い下げを受けたという問題だ。
 これは「週刊プレーボーイ」が火を付けたが、そのからくりは「毎日」のスクープで明らかになった。記事署名の中に津久井記者がいた。大阪社会部で健在らしい。
http://mainichi.jp/articles/20170225/k00/00m/040/176000c
 借地に業者を使ってわざわざゴミを埋めさせ、ゴミの撤去費を理由に買い取り価格を8億円も値引きさせるとは…。これは犯罪だと思う。
 問題の理事長は「日本会議」の大阪支部長であり、この団体は安倍首相の最大の支持団体である。青木理「日本会議の正体」平凡社新書、管沼完「日本会議の研究」扶桑社新書などがあるのでご一読をお奨めしたい。

 それにしても大メディアがそろいもそろって1週刊誌の後追い報道をするとは…。田中角栄の時に土地転がしによる資金作りと愛人の問題を「文藝春秋」が書いて、大メディアが後追いして、首相辞任となったのとそっくりだな。愛人問題と言えば宇野宗佑首相もそうか…
 元共同通信社の青木理によれば「日本のメディアは外国の大メディアが報じるようになって、初めて日本固有の問題を報じる」という特性があるそうだ。
 そういえば「修復腎移植」も同じ構造だと思う。宇和島の近藤俊文先生は日本の移植・透析医療を「透析ガラパゴス島」と呼んでおられる。(「日本の腎臓病患者に夜明けを:透析ガラパゴス島からの脱出」創風社出版)
 かつてガラパゴス化(日本独自仕様)を誇っていたPCやケータイのメーカーは、グローバリゼーションの流れを予測できず、結局アップルやマイクロソフトにやられてしまった。

 「買いたい新書」書評に予定を変更して出たばかりの
金成竜一「ルポ トランプ王国」(岩波新書)を掲載しました。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1487909914
この本を読めば、どういう人々がトランプを支持し、大手メディアの予想に反して彼が勝ったのかが、よくわかりますのでぜひ書評をご覧下さい。
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