毛津有人の世界

毛津有人です。日々雑感、詩、小説、絵画など始めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

ペットとの共生

2025-01-27 09:37:29 | 貧乏について

oil 26x36cm 2014

世の中が物騒になってきたのでみんなが家に閉じこもり、人間よりはペットに精神的交流を期待するようになったのは、とてもよく理解できることだ。一億総詐欺師時代とも思える今の世情ではドアを固く締めて密室の中でペットと暮らすのが一番とも思える。不幸なことに自分は市営住宅在住なのでいかなるペットも飼えない。だからこのブログ村でペットと一緒に暮らしている人を見ると羨ましくてならない。僕の人生はもう数年で終わると思っているのだけどペットが飼えないのだけが残念でならない。

本当に僕が生を持ち幼年時代を過ごした思い出を振り返るたびに日本の近年が非常に物騒になっているのがひしひしと感じられ、僕は一日を午後3時までに完了させ、その時刻には必ず帰宅しており、それ以後は絶対に外出しない、誰がインターフォーンを鳴らしても玄関を開けない、玄関わきの小部屋の窓を開けてそれでやり取りをする、という何とも閉鎖的な生活をしているのだけど、これは世にいう引きこもり状態とそう違わない気がしてならない。僕の場合は電話もなく日本中に一人の友達もいないので孤独死を覚悟しているのだけど、Facebookで好き勝手なことを言っているからストレスを溜めないでいられるのが嬉しい。けれども自分と同じように独り暮らしを続けているシニアで一日中テレビ以外には何もないという生活をしている人々がいるとしたら、僕は心からの同情を禁じ得ない。

しかしもっと悲しいのは、若い人々の中に自分たち孤独引きこもり老人とそう違わない生き方をしている人たちがたくさんいることである。金がなくなればアルバイトに出る、買い物はすべてコンビニですます、自炊は一切しない、テレビゲームをしてずっと家の籠っている。将来の設計も希望もない、友達もいない、まともな異性との接触もない、とまあ無い無い尽くしで僕から見れば無縁社会を生きているような若者の話を聞くと、本当にこの世の中が狂っているとしか思えない。少子化問題どころの話ではないのだ。世の中がすでに壊れているとしか思えないのである。それで、世界の最新の平和指数ランキングを見てみたら日本は第9位とあって、こんなに病んだ社会が世界の上位にランクされているのが僕には全く不思議でならない。まったく釈然としないのである。皆さんはどうだろうか。

世界平和指数ランキングhttps://worldinvest.jp/anzenranking/


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