ラグビーW杯、日本のいるプールAは12日のアイルランド対サモア(福岡)と13日の日本対スコットランド(横浜)を残すのみとなりました。
台風19号での中止が懸念されていましたが、進路が予想より東にずれたので12日は横浜は記録的暴風雨ですが福岡はせいぜい普通の風雨、13日は横浜でも台風一過の穏やかな天気が予想され、どちらの試合も問題なく開催できそうです。
まさにプールAに合わせたような、絶妙なコース。
ただ前回も申し上げたように、横浜スタジアムは駐車場をわざと冠水させて周囲の洪水を防ぐしくみになっているので、もしかすると無観客試合になるかもしれません。
いずれにせよ両試合とも開催された場合、すでに3勝の日本が有利であることは間違いありませんが、条件が厳しくなりました。
勝つか引き分ければ1位通過、これは変わりません。問題は負けた場合です。
これまでは、負けてもボーナスポイントをひとつ取れば2位通過できました。
しかしスコットランドがロシアに9トライで完勝したので、大量に得失点差を稼ぎました。
いま3強の中でいちばん得失点差が少ないのが日本です。
だから日本は負けるにしても4トライ以上かつ7点差以内で負けないと、スコットランドに上回られてしまうのです。
ただしこれは12日のアイルランド対サモアで大量点でアイルランドが勝てば、の話です。
もし仮に万が一たとえばにせよアイルランドが負けるか引き分けた場合、日本は負けてもボーナスポイントなしで勝ち抜けできます。
まあ、ないでしょうけどね。
だからこそ日本は勝たねばならないのです。
日本人にとっても未曾有の台風ですから、天候の穏やかなぬるい国からきた選手や関係者、そして観客の人たちには「これが日本のタイフウか!」と実体験して孫の語り草にしていただきましょう。
中止になったイタリアのヘッドコーチは怒っていましたが、日本の台風に臨機応変に対応するには、W杯というイベントも今回の台風も大きすぎるのです。
いずれにせよあと2日で、すべてが決まります。
私たちは試合が潤滑に運営されることを願い、ひたすら日本の勝利を願って応援しましょう。