いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~3月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。
8月6日、焼石岳に登山した。今年はこれで四回目となる。
焼石岳は花の豊富な山だが、その咲き方は少し変わっている。
四半世紀前登山した際、山頂部では初夏にいきなり花盛りになった後、小休止を挟んで
真夏にまた復活したように記憶している。
今回はそれが正しいものか再確認しようと中沼コースから登ってみた。
参考マップ
この日の天気、秋田側は晴れていたが、岩手側は雲がかかっており、景色はさっぱり見えなかった。
いつもなら中沼からゆったりとした横岳の姿が見えるのだが、今日はご覧の通り、何も見えなかった。
しかし沼の畔(奥の西側)は黄色い花に覆われていた。
中沼のトウゲブキ群生
焼石岳にはトウゲブキがとても多い。
中沼コースでは標高910mの中沼から現れ、ブナ林以外の登山道脇には常に咲いている。
そして1547mの山頂まで延々と咲き続けている。
こんな咲き方をする植物は他には無いだろう。
(右上)中沼にはドクゼリもやたらと多かったが、こちらは中腹の銀明水まで分布していた。
トリアシショウマ
マルバキンレイカ
(右上)ショウキランの咲き残り。
ショウキランは白神岳(こちら)に較べたらしょぼいが、焼石でも遭遇した。
トウゲブキは上沼にも多かったが、花は終盤モードだった。
上沼
その後は渓流登山道を歩く。
最初の小湿原が現れるとその後はブナの広葉樹林と湿原が交互に現れるようになる。
コバギボウシ
(右上)ミズギク
樹林帯に入ると・・・
ツルアリドオシ
樹林下ではサンカヨウの実が青紫色に変化中。
サンカヨウの実
(右上)アラシグサとミヤマキンポウゲ
アラシグサは鳥海山や月山では2000m前後の山頂付近で見かけるが、
焼石では1000mちょっとの中腹に生えていた。
これは中腹に大量の雪が残っているせいだろうか。
森林と湿原を五回くらい繰り返すと、銀明水の上部に至る。
そこから先に高木はほとんど見られなくなる。
霧の中で見た花たち。
ヒナザクラは終盤モード。
ミヤマキンポウゲ
ヒオウギアヤメ
(右上)シナノキンバイ。バックはミヤマキンポウゲ。
この山ではシナノキンバイとヒオウギアヤメが一緒に咲く。他の山では見られない組み合わせだ。
この後はしばらく低木林や笹原の中を登るので、花は少なくなる。
以上。
「焼石のお花畑復活(2)」へ続く。