(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
今日、7月19日は映画「借りぐらしのアリエッティ」を観て来た。
かねてより宮崎映画はキャラ以上に精緻な背景画が好きで、今回もそれを愉しみに鑑賞。そしたら
映画「借りぐらしのアリエッティ」のパンフ表紙から
すっ( ̄π ̄;すっかり感化されてしまった。
帰宅して、まずやったことは、自宅の通風孔の確認。
案の定( ̄д ̄;)それは皆閉じたままだった。
急いで開放したのだが、格子がとても細かいので、太さ1センチ未満の生き物でないとくぐれそうにない。
次に居ないとはわかっていても、庭にアリエッティを探してみた。
作家・梨木香歩氏の解説によると、
映画では、翔の「夏の一週間」に現れる植物は、
ヒメジョオン、ムラサキハナナにツツジにツユクサ、カラスノエンドウ、
ホウセンカ、ツメクサ、トキワハゼ、ナガミヒナゲシ、マリーゴールド、イヌタデ等々、
晩春から初秋にかけて、
四、五ヶ月の間の庭の草花がそろい踏みという不自然な設定だった。
うちの庭は、7月も半ばを過ぎると、
花の種類もボリュームも急激に減るのが常である
((-_-;)そういう時に限って庭の見学客が有ったりする)。
うちの庭ではアガパンサスがやっと咲き出した。
奥のオーバル花壇はフワヒラ花に変わって夏秋一年草が生育中。
そういう中でも、アリエッティの姿を連想させる赤い花がいくつか咲いていた。
最初、アヤメ科のモントブレチア(ヒメヒオウギズイセン)が
目に留まったが、こちらの赤は鮮烈すぎる。
雰囲気的には、少しくすんだ赤のジニア `レッドスパイダー'の方が
アリエッティっぽいと感じた。
これぞアリエッティ花
ジニア `レッドスパイダー' (ベニヒマの鉢に植えたもの)
右上はヒロハマウンテンミント Pycnanthemum muticum とアカハナカミキリ
`レッドスパイダー'の頭花の直径はわずか2センチ。
極小の花を頼りなげに咲かせるヒャクニチソウの一品種で、
花数は少ないが、タネを蒔けば、わずか一ヶ月程度で咲き出す。
花の少ない時期の即席花卉として重宝している。
当時のモウズイカBBS(どんじゃら広場)から、
「そのジニアの近くに是非アイビーを植えてください」とのリクエストがあった。
ん? (´π`; ナニナニ?アイビーなんてうちにあったかな?
実はうちにもアイビー(ただしキヅタの斑入り品種)は有りました。
それは十数年も前から鉢に植わったまま、駐車場の隅っこに放置されていました。
早速、例のジニアの鉢を持ってきて並べてみたのだが、丈の関係もあり、
冒頭のイラストのようにはならなかった。
「アカジソの花穂の、あの小さな一つ一つの花の愛らしさや・・・美しさ等を
こんな風にきちんと描いてもらうと、
普段陽の当たらぬ場所にいる我が子に親切に声をかけてもらえたようにうれしい。・・・」
と梨木香歩氏はコメントしていたが、
うちのアカジソはまだ開花しそうにない。
おまけにカマキリの子供がしっかり見張ってるものだから、
これじゃアリエッティも簡単には近づけないだろう。
ここで突然ネゴ登場。
┬┴┬┴┤π`;) 秋田では猫を「ネゴ」と発音する。
アリエッテイは居なかったが、かわりに
ネコエッティ(命名者はBBS常連で愛猫家のamiさん)が居た。
こいつは近所の飼い猫だが、
うちの庭を気に入ってるのか、家人の話では毎日のように見かけるとのこと。
時に花壇の真ん中に立派なウンチをしたり、
フウチソウの繁みの上で丸くなって寝ていたりとろくでもないことばかりしているが、
アバター(厳密にはナヴィのネイティリ)を連想させる美形ネゴなので今のところは大目に見ている。
┬┴┬┴┤π`;) 個人的には、犬猫、特にジャンゴ(田舎)臭いネゴは好きなのだが、
家族に重度の犬猫拒否症が居る関係で飼っていない。
もしかしたら自庭頁での猫写真アップは今回がはじめてかも・・・。
ネコエッティが仰ぎ見た花たち
ヘメロカリス `パープルオータム'
カノコユリ `ザ・エンプレス'
ヘメロカリスの一品種
カワラナデシコ涼しげな色合いの花も(例年紹介しているアガパンサスは今回省略)。
斑入りススキの間から宿根フロックス
【グラースのある風景 その壱】
↑ 家の入口にある大株フウチソウ
葉壇最奥にあるフウチソウ。ネコエッティが寝ていたのはこちら。↓
一週間後(7月26日)、葉壇の奥地に見慣れぬ赤花が咲いた。
こっ( ̄π ̄;こりこそアリエッティ花だ。
エンビセンノウはだいぶ前から鉢に植え、ほったらかしにしておいたもの。
【グラースのある風景 その弐】
7月上旬の様子。スイセンノウやカンパニュラ・ラプンクロイデスが盛りだった。
下旬はこんな感じ。
蒸し暑い日でも、斑入りススキのあるおかげで涼しそうに見える。
ススキはでかくなるとやっかいなので大鉢に植えたまま、地面に埋めている。
今年の秋田は例年より早く、7月18日に梅雨明けしたもののその後は不順な天候が続いている。
気温は高いが、どんより曇っていて・・・
7月下旬のモ庭(二階より)。
三日続きの雨(豪雨)で県内各所で浸水や土砂崩れが起こっている。
暑くてもカラッとした夏になるのはいつの日のことやら。
次(続・ネコエッティの庭)へ続く。
(本頁は2009年7月31日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)
本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。(2020/03/20)
再アップしました。(2022/11/16)
9月以降の私はまた山が忙しくなって来た。
特に中旬以降は実家慰問(母の介護)とともに紅葉の追っかけが始まったので、土日祝日はほとんど家に居なかった。
よって自庭での園芸ガーデニング活動は何もやっていない。
それでも年末になったので秋以降の花たちをレトロスペクティブに並べてみた。
まずはヒガンバナ。
2016/09/25
ヒガンバナ リコリス・スプレンゲリ
ヒガンバナには不吉なイメージをお持ちの方もいらっしゃるようだが、
秋田では墓地や畦道には無いので珍しく、わざわざ球根を買って庭のあちこちに植えこんでいる。
青が混じった不思議なピンク色のヒガンバナ(リコリス・スプレンゲリ)は何故かうちの庭に懐いてくれない。
不思議と横手実家では元気でよく増えているので開花するとわざわざ見に行っている。
リコリス・スプレンゲリ 2016/09/09
葉の無い花が続く。
コルチカム・白花八重咲き。2016/10/11
コルチカム・シリシカム ブルビネ・フルテスケンス
(´π`;)こちらは葉があった。
その他の秋花
ニコチアナやサルビア・コクシネアなど。2016/09/25
アキチョウジ。2016/10/17
あっ( ̄π ̄; この花はたしか・・・
ボリジ(ルリヂシャ)。2016/10/05
ボリジは6月の庭にも咲いていたが、こちらはその時のこぼれダネから咲いたもの。
一年に二回も咲くとはマッタク予想してなかった。なんか儲かったような気分。
なお背景の赤は・・・
スズランノキ Oxydendrum arboreum の紅葉。2016/10/30
結局、ボリジは雪に潰されるまで咲いていた。
ボリジ。2016/11/13 ネリネ・ボーデニー。2016/11/13
ピンクのヒガンバナ(リコリス)のような花は今年新しく導入したネリネ・ボーデニー。
秋田では地植えでも越冬するようだが、今年は念のため鉢に植えてみた(冬場は風除室に格納予定)。
秋の庭木(蔓もの)
ツルウメモドキ。2016/11/06
これは庭にはゼッタイ植えてはいけない木だった。
ディープな山野草系
クサヤツデ。これでもキク科。2016/11/21
クサヤツデ全体図 カエデ `野村'、フウチソウ、ギボウシ他
落葉も進み、草も刈られ、庭は寂しくなる一方だ。
2016/11/21
11月21日。鉢物の一部を風除室に格納する。
ネリネ・ボーデニーとこれから咲くマンドラゴラ。
上右は風除室内の様子。ヤグルマギクだけは一応、タネを蒔いた。
11月23日。ついに初積雪。
2016/11/23
12月上旬、マンドラゴラが咲き出す。
マンドラゴラ 一号。2016/12/03
雪は降ったり融けたりの繰り返し。
クリスマスが近づくと、コトネアスター(ヤナギバシャリントウ)がクリスマスカラーに変身。
ヤナギバシャリントウ。2016/12/16
このクリスマスローズは今年もクリスマス前から開花していた。
クリスマスローズ。2016/12/25
てなわけで、 (´π`;)2016年の秋以降はマッタクの手抜き庭だった。
以上。
(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
紅葉は深山や幽谷、名所だけで見るものではない。紅葉する樹種を選んで植えておけば庭でも十分愉しめるものだ。
まずはコマユミ。
2012/11/04
2012/11/10
2012/11/04
2012/11/04 ギボウシの黄葉にコマユミの落葉。
次なる樹木は
スズランノキ Oxydendrum arboreum(ツツジ科、北米原産)。
ニシキギ(コマユミ)、ニッサ(ヌマミズキ)と並ぶ世界3大紅葉樹の一つ。
うちの木は通販で買った苗木を鉢で数年、その後、地植えして10年近くなるが、いまだに丈は1m程度。
私が今までに扱った木としては最も成長がスローモーだ。
スズランを思わせる花も疎らにしか咲かないが、紅葉はさすがにご立派。
根元に植えた和製クレマチス、センニンソウが今頃になって咲き出し、紅葉といいコントラストを見せていた。
この時はシロクジャクも盛りだった。
2012/11/04
2012/11/04
2012/11/04 センニンソウの花アップ。
次はあまりメジャーでない紅葉。スモークツリーだ。
2012/11/04
続いてスイカズラの仲間。
秋になると、黄色に変わるとは、気づかなかった。
それ以上に驚いたのは元の方が奇麗なピンクに変わっていた。ピンクの紅葉は珍しいと思う。
2012/11/04 2012/11/10
紅葉は必ずしも樹木の専売特許にあらず。
庭草で宿根草の中にはドッキリするような紅葉を見せるものもある。
2012/11/04 ペンステモン・ジギタリスの紅葉。
ペンステモン・ジギタリスの葉は面白いことに紅葉しても枯れず、冬の間にまた緑に戻る。
アオバナフジバカマ Conoclinium coelestinum の黄葉は綺麗だが、さっぱり話題にならない。
2012/11/10
落ちた木の紅葉と草紅葉。
2012/11/10
赤い落葉はコマユミ。
黄葉の草はアオバナフジバカマの名で流通しているConoclinium coelestinum。
左の白っぽいのはビロウドモウズイカ。
緑の細かい葉のグランドカバーはタイム・ロンギカウリス。
いよいよ秋田でも雪が降りそうだ。
この時期、アタマの痛いのが、タイヤの交換と庭の冬支度。
雪の少ないエリアの皆様にはあまり関係ない話で恐縮だが、
後者については、うちでは雪に埋もれる前、庭の草花は抜くものは抜き、刈るものは刈って捨てるようにしている。
そうしないと春、雪が融けた後、倒伏した枯れ草がみっともないし、庭の立ち上がりそのものも遅くなる。
ついでなので、一年草のコーナーは土壌改良も行う(腐葉土や乾燥牛糞、石灰窒素などを鋤きこむ程度)。
ふだんさっぱり運動をしてないので、
たったこれだけ(↓)のスペースをスコップで掘ったら、うっ( ̄π ̄;腰を痛めてしまった。
2012/11/17
(´π`; 年はとりたくねえもんだ。
ちなみに作業は先週日曜、晴れ間をみて行い、写真は今日(11月17日)撮った。
まだしぶとく紅葉(黄葉)している草木があった。
2012/11/17 フウチソウの黄葉。左奥はニコチアナがまだ咲いている。
翌18日は一日中、暴風雨となった。おまけにカミナリも鳴っている。
こんな日は庭シゴト(冬支度)も何も出来ないのだが、
開き直って以前から考えていた『風』をテーマとした植物写真にチャレンジしてみた。
対象に使った植物は『風を知る草』こと「風知草(フウチソウ)」。
芸術性のかけらもないお遊び写真だが、ご笑覧あれ。
2012/11/18
『風』の第二弾は風除室。
耐寒性はあまり強くないけど枯らしたくないものや他所様よりも少しでも早く花を咲かせたいものや
育苗中の一年草などは、冬場、スペースの許す限り、この風除室に収納している。
2012/11/18 2012/11/18 風除室内
今はシソ科のプレクトランサスが花盛りだ。
この植物は熱帯原産なので、風除室でも越冬は困難だ。
もう少ししたら、室内に格納し、春になったら、刺し芽で増やす予定。
風除室内の一年草苗でイチバン元気の良いのはスイートピー。
問題はこんなに多くの苗を這わす場所が無いこと。
11月23,24日も天気はイマイチ。雨や小雪がちらついている。
庭を片付けていたら、黒い葉のコクリュウが目に付いた。
地味だが、グランドカバーとして重宝している。寄せ植え材料としても面白い。
2012/11/24 オオバジャノヒゲ `黒龍'
次なる植物は、もっと地味な花、クサヤツデ。
2012/11/25
2012/11/25 2012/11/25
キク科の花は多数の筒状花や舌状花(花弁のように見える)が集まってさながら一個の花のように咲くことが多い。
この集合体を「頭花」と言うが、
クサヤツデ Diaspananthus uniflorus は珍しく頭花に一個しか花(筒状花)がつかない。
花弁の色は紅紫だが、総苞(萼のように見えるもの)や花茎は黒いので余計締まって見える。
したがって、花が咲いても気づかないほどの寂しい植物である。
反面、葉はヤツデを小型にしたような形でこんもり茂るのでこちらは割と目立つ。
日本固有一属一種で、主に西日本の暗い林床に生えると聞く。
秋田には当然、生えていないし、仮に生えていても私は山鳥じゃない山盗りはしないので、
うちにあるものはとあるマニアックな専門店から買った代物。
ガーデニングをやる人はもちろんのこと、山野草愛好家でもこんな地味な植物を
好んで栽培する人はそうは居ないと思う。
天邪鬼な私はバラやクリスマスローズよりもこんな地味花が好きなのである。
その花が11月も中旬になったら、ようやく咲き出した。
記念に写真に収めようとしたが、 (´π`;)実は悪戦苦闘。花が細く小さく茎も細くてなかなかピントが合わない。
おまけに風に揺れ、じっとしてくれない。
こっ( ̄π ̄;これこそ
(うちの地植えでは)最後に・・・いや最後まで咲く花。
2012/11/25 ノジギク
こちらは典型的な菊花。外側の白い弁が一枚ごとに舌状花になっている。
中心の黄色い部分は筒状花の集まり。
庭もだいぶ片付いてきた。後は雪を待つばかりか。
2012/11/23
以上。
ここ数年、園芸ガーデン熱が冷め、山ばかり行っているので、うちの庭は荒れ放題だ。
荒れた感じがもろなのはツルウメモドキ。
(`◇´)こんな木はけっして植えるもんじゃない!!
もし生まれ変わってまた庭を作るならゼッタイ植えない!!
ツルウメモドキはマユミの木に絡ませている。右下に蔓が少し写っている。ウメモドキは左下に。
2020/11/07
ツルウメモドキを絡ませているマユミの実
ツルウメモドキ。これはならず者。
何故ならず者なのか。
蔓は伸びるスピードが速く、あっという間に支柱にしている樹木を覆ってしまうが、
もっと怖ろしいのは根っこだ。
うちの庭の地下はほぼ全域、ツルウメモドキの根っこで占領されている。
とんでもない処から芽を出し、僅か数日で30センチくらいまで伸びる。
放っておくとタイヘンなことになる。
種子の発芽にも悩まされている。
ウメモドキ。これは良い子。
いち早く紅葉したのはコマユミ。これも良い子だ。
スズランノキ。これは優等生。何故なら生長が驚くほど遅いのだ。植えて20年近くなるが、背丈は2m程度。
しかし今年の紅葉は腑抜けた色合いだ。本来ならもっと濃い紅、ワインカラーなのに。
今年は連日の降雨で紅葉が進まないうちに落葉した。
うちの荒れ庭のいいところをどっかり占領しているのはススキ(斑入り品種)だ。
夏場は白斑が涼やかで行儀もいいのだが、秋になって穂花が出て来ると緊張感が失せてしまう。
よって風雨で倒れて、横に広がるようになる。
冬場、その上に雪が降ったら更にみっともないので、雨の晴れ間を見て刈り取った。
2020/11/07 刈り取り直前
刈り取り後。奥の紅葉はスズランノキ。
ススキだけで70リッター用のゴミ袋が二ついっぱいになった。
ススキは仮に園芸品種でも猛烈に増え広がるものだ。
うちでははみ出さないように大鉢に植えたまま庭に埋めている。
その状態で既に四半世紀。まことに強靭な植物だと思う。
ならず者、ツルウメモドキだが、数日後、二階の窓から見て、唖然とした。
こんなにも繁っていたとは!! なお絡ませている木はマユミ。それを完全に覆っていた。
2020/11/13
中旬になったら冬植物マンドラゴラ第一号が咲き出していた。
この品種(他にも有るので仮に「第一号」としておく)は
一見、セントポーリア(イワタバコ科)みたいで可憐だが、
こちらはナス科の猛?毒植物。
ハリーポッターなどにはよく出て来るが、人間界で植えてる人はあまり居ないようだ。
2020/11/13
マンドラゴラの花をアップで。
葉はでかいが花は小さく2センチ程度。開花期間はホンの二、三日なので見逃すことも多い。
この仲間は晩秋から真冬にかけて咲き、実をつけ、春になると枯れて休眠する。
そして秋になるとまた復活する。
こんなことをうちでは十年以上も繰り返している。
ネリネ・ボーデニーが先月末から咲いている。何故か今年は花色が淡い。気象のせいだろうか。
2020/11/19
珍しく晴天になった日のツルウメモドキ。
2020/11/19
葉は完全に落ちてしまったが、実は健全だ。晩秋の花の少ない時期、貴重な存在と言える。
根っこは憎たらしいが、抜かずに置くか( (´π`;)今更抜きようも無いが)。
・・・とこれで終わりにしようと思ったが、
今朝、朝刊を取りに玄関を開けた途端に目に入ったのは・・・
2020/11/20
黄色いのはフウチソウ。その上に野村カエデの紅葉が。
昨夜来の強い雨で一気に落葉してしまった。このカエデはうちの庭木では最も遅く紅葉する。
従ってうちの庭紅葉はこれで全て終わった。
これからの秋田は時雨空が続き、そのうち白いものが落ちてきて長い冬に突入する。
以上。
うちの荒れ庭の片隅で今年もリコリスの仲間が咲き出した。
今朝(2020年9月10日)は久々の雨で濡れ姿。
昨日の朝(2020年9月9日)の様子。
種名はリコリス・スプレンゲリ。中国原産で花の色合いから「ムラサキキツネノカミソリ」とも呼ばれるようだ。
同じ場所で八月下旬には別のリコリスが咲いていた。
2020/08/27
種名はリコリス・インカルナータ。
やはり中国原産で何故か「タヌキノカミソリ」とも呼ばれる。
個人的には赤いキツネノカミソリがタヌキでこちらの方がキツネっぽい感じがする。
しかし「赤い狐に緑の狸」という格言?があるくらいだから、キツネノカミソリは赤なのか。
これらは25年前、家を建てると同時に植えこんだリコリス類の一部だが、
開花は気まぐれでどちらもまだ三、四回くらいしか花を見たことが無い
(葉っぱは毎年出しているようだが・・・)。
ところで、昨年と一昨年は同じ場所でほぼ同時期にまた別のリコリスが咲いていた。
2018/08/23
2019/08/25
白っぽい方はオフホワイト、薄青い方はブルーパール。
どちらも出自のはっきりしないリコリスながらも、この二品種はほぼ毎年のように咲いている。
ところが今年は咲かなかった。どうしたんだろう。
今年の秋田は七月から八月お盆過ぎまでずっと雨続きで、それ以降は昨日まで猛暑日照りが続いている。
この異常気象のせいで咲かなかったのか、だとするとスプレンゲリ、インカルナータの二種は異常気象の時だけ咲くのか。
いずれにしろ定かではない。
同じ場所にはまだ別の種類も植わっている。それはまだ一回しか花を見たことが無い。
はたして生きてるうちに見られるものかしら。リコリスの開花メカニズムはどうなってるのだろう。
以上。