モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年6月21日、秋田駒ヶ岳の花(1)

2024年06月29日 | 秋田駒ヶ岳

6月21日の秋田駒登山はタカネスミレを見ることが目的だ。
この日、予報では晴れだったが、前夜、ある筋からPM2.5が流れ込むとの情報を得た。
案の定、21日早朝、仙北市田沢湖高原のアルパこまくさ駐車場に到着し、
西の方角を見たらそれが正しかったことがわかった。



ここからは視程が好ければ鳥海山が見えるのだが、

今日はそれが見えず、近くにある田沢湖でさえぼやけているほどだった。
したがって今回の登山では展望は期待できない。花に集中しようと思った。
なお今日から秋田駒ヶ岳八合目までの道路はマイカー乗り入れ規制が始まる。
登山バスは6時1分が始発だ。
5時40分頃、アルパこまくさバス停に並んだら、何故か私が先頭だった。




参考マップ



バスに乗る時は先頭だったが、登山はのんびり、花を撮影しながらなので

登山中はバス同乗者のほとんど全員に追い越されたと思う。

八合目から男女岳(おなめだけ)を望む。



登山道は右側の片倉岳斜面をトラバースするように走っている。

最初に見た花はハクサンチドリ。




マイヅルソウとハクサンチドリ



しばし低木林の中を登る。昨年はここでクマに出会っているので気は抜けない。

ムラサキヤシオ



ゴゼンタチバナ
 

(右上)ベニバナイチゴ



片倉岳展望台に到着。




すぐ近くの男女岳(おなめだけ)は見えたが、

田沢湖はご覧の通り霞んでいた。残念。




遠くの山々は岩手山のシルエットは見えたが、他の山、八幡平や森吉山は全く見えなかった。

岩手山



晴れているのにこんなに視界が悪い登山は珍しい。


ツマトリソウ



コケモモ



秋田駒は黄色いスミレが多い山だ。

最初に現れるのは低山にも多いオオバキスミレ。
低地では四月に咲くが、秋田駒の高所では今頃咲いている。

オオバキスミレ



次いで現れるのはキバナノコマノツメ。




なお今頃の秋田駒の主役、タカネスミレは新道コースでは見られない。

白っぽい小型のイワカガミが咲いていた。たぶんヒメイワカガミだと思う。




登るにつれ、ミヤマダイコンソウが多くなって来た。




登山道が木道に変わり、ほどなく阿弥陀池に到着。




この付近は以前6月17日に来た時は
チングルマやキバナノコマノツメがいっぱい咲いていてみごとだった
こちら参照)が、今回はさっぱり。どうしたんだろう。
今回はムシトリスミレやミヤマウスユキソウを少し見た程度だった。

ムシトリスミレ



イワカガミも混生。




阿弥陀池の手前分岐を右折、男岳の鞍部に登る。
イワカガミの大株がみごとだ。




鞍部に登る坂にはヒナザクラも多い。




・・・秋田駒ヶ岳の花(2)」へ続く。


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