いろんな季節を通り過ぎ、今年もまた、この季節がやってくる。
自分自身の中では忘れる瞬間も増えてきたのかも知れない。いっそ、このまま思い出さずに何処かの季節に置き去りに出来れば、その方が幸せなのかも知れないとも思う。
それでも分厚い雲と湿った空気がこの世界を覆う頃、抜け出せない閉塞感が自分の肌に纏わりつくとあの忌まわしい出来事が記憶の底から蘇る。
あれから間もなく4年の歳月が流れようとしています。
一年をどれだけ楽し気に過ごしても、この季節の訪れを知ると否応なしに思い出される。
自分はこの事件においては全くの赤の他人。被害に遭われた方々やご親族様、関係各位の皆様方の苦痛・苦労など知る由もない。自分には何も出来る事は無いだろうし、本当の苦痛・苦労を解る筈もない。
ただ自分に出来る事は、安らかな眠りと安寧の日々が有りますようにと祈りを捧げるだけ。しかしそれは決して、届くことの無い自己満足な行為だと言う事も解っているつもり。それでも自分の胸の中のモヤモヤを吐き出すために、祈りを続ける事しか出来なくて…
そして今年も、この梅雨空が明け、ジリジリと夏の日差しが届くころ___
あと1か月もしない内にまた、祈りの夏がやってくる。
今年の7月18日は平日の火曜日に当たります。ただ、その前日の月曜日は海の日でお休みです。
翌月4日からは映画「響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト編」の公開が控えています。
9月5日(火)には京都地裁での初公判が予定されていて、翌年1月25日には判決が言い渡される予定です。