“ちょろゴンず”から“スーパーちょろゴンず”へ___
自称“究極のメイド”を主張するトールは今度、オープンする新しいメイド喫茶に妙なライバル心を燃やし殴り込みに行く。しかし、戻ってきたトールは「なんか働くことになりました」と、あっけらかんと言い出す始末。そんな非日常の存在、ドラゴンとほのぼのとした変わらない日常を送っていたある日、ニュースで小林さんと出逢った山が何者かに破壊されていることを知る。
山を破壊した犯人を捜している時に突然、姿を現したドラゴン___イルル
トールとイルルの凄まじいバトルが繰り広げられる。
そんなシーンから、新生京アニが新たに創り出したテレビアニメ「小林さんちのメイドラゴン」の2期がスタートする。
『私って究極のメイドじゃないですか?』
「もちろん違うけど、どうしたの?」
『こんな物を見つけてしまったんです。“最高のメイドがお出迎え”とあります』
『最高のメイド!?私を差し置いてなんという誇大広告か!』
「誇大広告はいけないよね」
「目の前のドラゴンが今、やってるけど」
『とりあえず呪いの炎で草木も生えぬ暗黒の塵にしてきます!まさに燃え萌え』
「いや、絶対にやめろよ」
『敵情視察してきます!』
『なんか働くことになりました』
「なんで!?」
トールとイルルのバトルシーンは流石、京アニ。
何につけても、どんなシーンでも手抜きの無い作画を見せられると、京アニの変わらぬアニメへの熱量と拘りと誇りを感じざるを得ないです。
凄い放熱と言うか、排熱作画に堪らず感動を覚える自分です。
しかし、初登場のイルルちゃんは何とも悪い顔をしていましたね~。
それが今となっては・・・
「…ここ、うちか」
『はい!傷も治しておきましたよ』
「イルルは…」
『そこです』
『その子、離れようとしないんです。小林さんの魅力にやっと気づいても遅いんですよ』
『…小林ぃ』
『騙されてもいい?』
「ああ…いいよ」
『うぬぬ…』
ちょろゴンず増員、決定の瞬間である。
「それ、イルルのだからね」
『・・・・・』
イルル。めちゃくちゃ可愛い笑顔ですね。
勿論、トールも変らず可愛いです。
ヴィジュアルだけじゃなく、表情や動作までその総てに可愛らしさを感じます。
OPテーマもEDテーマも本当にヌルヌルと良く動きます。
第1話の絵コンテ。既に2期は数年前から始動していたことが伺い知れますね。
ギャグもシリアスも。バトルもキュートさも。日常と非日常の中で、すべてがてんこ盛りのアニメ「小林さんちのメイドラゴンS」。京アニクオリティは健在です!
以前お友達に「居間で観るならメイドラゴンは?」と勧められまして、レンタルして来ました。その時は「何コレ」と反応が良くなく続きは借りませんでしたが、配信チャンネルで見始めたらすっかりハマった感じです。
(氷菓も同じパターンでした)
子供たちが特に好きなのは氷菓、甘ブリ、メイドラゴンと武本監督作品です。何か共通する物があるのでしょう。続編を作るために絵コンテは作ってあったのでしょうね…。
お気に入りのアニメの監督が同じ作品。それは偶然なのかも知れませんが、どこかに惹かれるものがあるのでしょうね。
絵コンテに武本監督の名前がクレジットされているのを見て、何とも言えない感覚になりました。
待望の京アニ・テレビアニメ作品。心ゆくまで堪能したいと思います。
「20世紀電氣目録」も早くアニメ化して欲しいなぁ~。