朝、ときどきいい匂いがするよ。
必ずそんなとき
ぼくは、閉め出される。
美味しそうなものが詰まった
ひみつの箱。
絶対にぼくに見せてくれないんだもの。
待て!お座り!
とか言ってぼくを釘付けにしたまま
鞄の中へ消えていく包まれた箱。
クンクン、クンクンクン
ぼくは、いつかあの箱を絶対暴いて
あの中の一切れの肉でもいいから
パクリとくわえて公園に散歩に行きたい。
必ずそんなとき
ぼくは、閉め出される。
美味しそうなものが詰まった
ひみつの箱。
絶対にぼくに見せてくれないんだもの。
待て!お座り!
とか言ってぼくを釘付けにしたまま
鞄の中へ消えていく包まれた箱。
クンクン、クンクンクン
ぼくは、いつかあの箱を絶対暴いて
あの中の一切れの肉でもいいから
パクリとくわえて公園に散歩に行きたい。