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ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
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生誕100年記念~茂田井武展(ちひろ美術館Part2)

2008年11月20日 | 美術館・イベント
戦中から戦後にかけて童画家として活躍した茂田井武は、戦後の復興と共に創刊
された児童雑誌や童話に多数の絵を描き残しました。
今回の展覧会では代表作「セロ弾きのゴーシュ」など絵本原画の他に、彼が1930
年代に欧州放浪した際の画集「ton paris」「parisの破片」など、
大変貴重な記録が展示されています。

欧州で描かれた画集を見ると、彼が当時流行していたアールデコに影響を受け、
そのエッセンスを見事に吸収していたのがよくわかります。
素朴でユーモラスなタッチの童画から、ややアバンギャルドな雰囲気の欧州
スケッチまで、彼の絵の幅広い魅力に触れられる絶好の機会です。
茂田井氏の生誕100年を記念して企画された本展は、
ちひろ美術館・多目的展示ホールにて11月30日まで開催されています。
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