(目黒庭園美術館)
20世紀に入るとパリ・モードは大きな転換期を迎え、数世紀に
わたって女性のシルエットを支配してきたコルセットが放棄され、
ポール・ポワレに代表される直線的なラインのドレスや、マリアノ・
フォルチュニィによる布地の美しさそのものを纏う斬新なドレス
が誕生しました。

本展ではこの2人のデザインしたドレスを展示・紹介しています。
ポワレはハイウエストで直線的なデザインが特徴で、そのスタイル
はイスラム世界や東洋の伝統衣装から着想を得ていました。
一方、フォルチュニィは古代ギリシャの衣装にヒントを得て、
絹サテンに細かいプリーツを入れた「デルフォス」というドレス
を生み出しました。
2人のデザインしたドレスは、コルセットなどで成形された人工的
な女性美ではなく、生身の体の美しさを露わにしたという点で
一致しています。

今回の展示で圧巻なのは、1階の大広間。あたかも華やかな衣装を
纏った女性たちが夜会に列席しているかのように、ドレスを着た
マネキンが配置され、心地よいクラシック音楽が静かに流れていて、
とても優雅な空間を演出しています。

難を言えば、入場料の割に展示物の数が少ないかも・・・。
それから、図録以外の展覧会グッズ(ポストカードなど)が全く
無かったのも残念。
ただ、朝香宮邸の建物とドレスのマッチングは最高で、見ていて
優雅な気持ちになれることは間違いありません。
3月31まで東京都庭園美術館にて開催中です。
20世紀に入るとパリ・モードは大きな転換期を迎え、数世紀に
わたって女性のシルエットを支配してきたコルセットが放棄され、
ポール・ポワレに代表される直線的なラインのドレスや、マリアノ・
フォルチュニィによる布地の美しさそのものを纏う斬新なドレス
が誕生しました。

本展ではこの2人のデザインしたドレスを展示・紹介しています。
ポワレはハイウエストで直線的なデザインが特徴で、そのスタイル
はイスラム世界や東洋の伝統衣装から着想を得ていました。
一方、フォルチュニィは古代ギリシャの衣装にヒントを得て、
絹サテンに細かいプリーツを入れた「デルフォス」というドレス
を生み出しました。
2人のデザインしたドレスは、コルセットなどで成形された人工的
な女性美ではなく、生身の体の美しさを露わにしたという点で
一致しています。

今回の展示で圧巻なのは、1階の大広間。あたかも華やかな衣装を
纏った女性たちが夜会に列席しているかのように、ドレスを着た
マネキンが配置され、心地よいクラシック音楽が静かに流れていて、
とても優雅な空間を演出しています。

難を言えば、入場料の割に展示物の数が少ないかも・・・。
それから、図録以外の展覧会グッズ(ポストカードなど)が全く
無かったのも残念。
ただ、朝香宮邸の建物とドレスのマッチングは最高で、見ていて
優雅な気持ちになれることは間違いありません。
3月31まで東京都庭園美術館にて開催中です。