台湾でワクチン接種後の死者数が感染死者数を超える―中国メディア
中国メディアの観察者網は2021年10月8日、台湾で新型コロナワクチン接種後の死者数が感染死者数を超えたと報じた。
記事によると、台湾では2021年3月22日にワクチン接種が始まり、今月6日までにワクチン接種後に亡くなった人は849人となった。
うち、アストラゼネカ(AZ)製ワクチンを接種した人が643人で最多という。同日までの感染による死者数は844人で、記事は「ワクチン接種後の死者数が初めて感染死者数を超えた」と指摘し、7日にもワクチン接種後の死亡が3件確認されたことを伝えた。
記事によると、ある野党議員は、ワクチン接種でこれまで起きた問題に言及した上で、「ワクチンをめぐる一連の問題は、ワクチン接種後の死者数が感染死者数に追いついたことも意外ではないと感じさせる」との考えを示したという。(翻訳・編集/野谷)
ロイター新型コロナ発症・死亡者数データーより(2021年10月11日付)
パンデミック(世界的大流行)開始以降、同国では感染者16,294人、死者846人が報告されている。