~紫上の茶亭~

お茶でも飲みながらまったりとおしゃべりしましょう(*^^)

理解から始まる自閉症の支援

2017-01-16 | 発達障害関連セミナー・講演会
週末はおめめどうさんのセミナーでした。
今回のテーマは
「理解から始まる自閉症の支援」

ICFといってWHO(世界保健機関)が定める
障害の定義に自閉症を当てはめて
説明がありました。

手立てを考えるための土台(基本)となる
部分の説明で
とても分かりやすかったです。
こんな説明を療育でしてくれたらいいのに・・・と
ホント思います(´-ι_-`)

質疑応答の時間に
初めてセミナーに参加された方から
衝撃的な話がありました。

その方はシルバー人材派遣で働いていて
放課後デイに派遣されたそうです。

この時点でシルバーから放課後デイに
派遣があることにビックリ(*º ロ º *)!!

ご自身は子育て経験はなく、普段から
子供とかかわる機会はないそうなのです。
そんなシルバーさん、放課後デイの
子供達の行動に驚いたそうです。
「ブロックをブロックとして遊ばずに
ただ並べて横から見てるの~!」
「教室で過ごさずに、玄関横のスペースで
ずっと寝転んでるの~!」
と話されていました。

セミナーに参加されている大半が
発達障害の子供の親なので
発達障害について何も知らない人が見ると
こんなに驚くんだ!と逆に新鮮で
とても面白かったです(*^^*)

で、その話には続きがあって
保護者向けにチラシが配られたそうです。
そのチラシにはシルバーさんの名前があって
(指導者)と書いてあったそうなのです。
「何も研修受けてないし、指導なんてしてないし!!」
と会社に不信感を抱き辞めたそうなのです。
でも仕事自体は楽しくて興味深いので
今回セミナーに参加されたそうです。

今、療育施設がどんどん出来ているなか
体制が整っていない施設も増えてるんだな~と
考えさせられました(´-﹏-`;)

最近「障害児の預かり運営の厳格化」
というニュースをみたので
タイムリーな現状が聞けて良かったです。

(共同通信より)
厚生労働省は4日、障害のある子どもを放課後や休日に預かる「放課後等デイサービス」について、職員に障害児の支援経験を求めるなど、事業運営の条件を4月から厳格化する方針を固めた。利益優先の事業者による報酬の不正受給や、テレビを見せるだけでほとんどケアをしないといった事例があるため、不正防止や質確保を図る。

 放課後デイは、学童保育を利用しづらい障害児(6~18歳)に専門的な支援をする居場所として2012年度に制度化された。施設数が急増しており、全国約8400カ所で約11万人が利用している。