こんばんは~~~!!
あらら・・・気がつけば25時!!
ちょっと、コンサートに向けての私の気持ちを書きますね。
もうコンサートを始めてから25年ぐらい経ちました。
だんだんと自分のコンサートの意図がはっきりとしてきました。
まずは、お客さんに喜んで頂くことです。
感動してもらう、きてよかったと言ってもらえるような時間にしたいということです。
それが一番。
そのためには、自分が納得できる演奏をしたいですし
心の底から、やってよかったと思えなくては、相手にも伝わりません。
いつの間にか、自己満足の演奏から、相手を意識した演奏に変わっていました。
それは自分らしさを失うと言う意味ではありません。
冷静さを保ちながら、感動を誘う演奏をしなくてはいけないのです。
それに、お客様との心の響きあい、交流がなくては音楽の相乗効果は生まれません。
音楽は、音ですから、空気振動で伝わります。
しかし、その音そのもの以外の情報も伝わります。
心の波動です。それが一番大事だと思います。
どんな演奏をするか、それはどんな生き方をするか・・・
どんな心の在り方で生きるか・・・なのだと思います。
音楽には、これでいい!!というところがなく
やればやるほど、奥が深まります。
演奏は毎回その瞬間で消えてしまうのです。
同じ曲を同じように演奏しても、全く同じということはありえないのです。
だから面白いし、難しい。
自分の作った歌なら自由に歌えると思ってきましたが、
それでも、まだ、これでいい!!という演奏は一度もありません。
そのときその時で、精一杯だとは思いますが
また次に歌うと、前の演奏は何と未熟だったの?と思うことがよくあります。
これは人の魂の進化の課程とも似ていると思います。
未熟だから悪いのではありません。
誰もが通る道なのです。
私にとって、歌は命そのものです。
歌は喜びであり、悲しみであり、慈しみであり、愛です。
私の声の波動は、私の魂の波動です。
精妙で清らか、力強く優しく、自然でおおらかでありたいものです。
明後日は精神に障害をお持ちの方の施設にまいります。
共にすごす2時間が、皆様の心の癒しとなり、希望の光になりますように。
これからも、ささやかな歌を歌い続けていきます。