しゃぼん玉・・・ずっしりと重く心に残る映画でした。
雲海を見下ろす山の景色と、人々の心のあったかさと地元の料理と・・
映画は、暗いシーンから始まりますが、とにかく感動しました。
椎葉は、人々の心を癒す場所です。
日本のふるさとの原風景だと思います。
受刑者の方にも見てほしいなあと思いました。
家族にも社会にも見放され、帰る場所もなく、孤独で犯罪を犯すしか
生きる道を見いだせない人たちにも、希望の光となる映画だと思いました。
誰かひとりでいい、自分のことを丸ごと受け止めてくれたら、人は生きていけるのだと思います。
林遣都、過去に類を見ないほどのやさぐれ男役にも共感/映画『しゃぼん玉』インタビュー
市原悦子さんの宮崎弁は、日本昔話を思わせましたが、本当に素晴らしかった~~
林遣都さんの演技も実に素晴らしく、大ファンになりました。
椎葉には、今も日本昔話~そのまんまの山の暮らしがあります。
そして、本当に市原悦子さんが住んでいるのではないかと思ってしまいます(笑)
私は、2014年に椎葉を訪れて一番感動したのは、山の上で見た太陽の光でした。
まさしく天孫降臨の地ではないかと思えました。
民宿「さきがけ」のご主人に、あけびを取りにつれていってもらいました。
椎葉の人は本当にみんな親切です。
2015年夏には、椎葉の尾向小学校での渓谷祭りで、馬渡松子さんや川口淳一さんのピアノで
「今ここに生きる(岩崎瑞枝さん作詞作曲)」と「もののけ姫」「ふるさと」を
歌わせていただきました。
打ち上げでは、青年団の方たちとみんなで、わいわい祭りの余韻を楽しみました。
民宿「さきがけ」の奥様の作る手料理は最高でした。
翌朝も、食べきれないほどの朝食を用意して下さり、私は午前中に民宿を出たのですが
その夜、奥様は突然天国に旅立たれました。
2016年秋、私は宮崎でのコンサートで、「あけびの歌」を川口淳一さんのピアノで
初演しました。
映画「しゃぼん玉」は、椎葉での出来事を含めて、いろんなことを思い出させてくれました。
長い人生、笑い転げてはしゃぐ日も、切なくて切なくてたまらない日もあるでしょう。
しかし、みんな「今」「ここ」を生きています。
誰にスポットを当てても、人生にはいろんなドラマがあって、一人ひとりがその人の人生の
主人公なのだと思います。
まあ、映画だと思えば、いろいろと波乱万丈があるほうが、面白いし感動しますもんね~~
平凡な毎日にいろんな出来事が、喜怒哀楽のエッセンスを注いでくれているのだと思えば
できるだけストーリーは複雑な方が面白いとも言えます。
つまらない毎日をつまらせてくれる?いろんな試練にも感謝ですね!!
あらまぁ~~無理やりハッピーエンドにしました。ではまた。