私が人生で一番最初にコンサートをしたのは、
1992年の3月22日宮崎中央公民館の音楽室での
「子どもと大人のための元気の出るコンサート」でした。
ピアノは、宮崎南高校の合唱部の親友、日高百合子さん、
お互いに当時は乳幼児二人の子育てに追われる毎日でしたが、
電話で「子育て中だからこそ、何かできるかもしれないね~」と話し
メールもパソコンもない時代でしたので、楽譜を郵送し電話で打ち合わせして
宮崎では彼女と周りの友達が、実行委員会をたちあげてくれて準備をしてくれました。
本当にゼロから始めた手作りのコンサート!!
あれから、ちょうど25年が経ちました。
私の演奏は何年たっても、まだまだ発展途上で未熟なものですが
それでも、お客様の喜んでくださる姿に励まされて、続けております。
一人でも二人でもいい、私の拙い歌で、元気になってもらえるなら・・・
という気持ちは、25年たった今も変わっていません。
26日は、またコンサートです。
昔は緊張でガチガチになっていたものでしたが、最近はリラックスして
ありのままの?私で歌えます。
これはやはり長年の経験のお陰でしょうかね。
昨日が最終回だったテレビドラマの「カルテット」を見て、とても共感しました。
一流の演奏家にはなれなかった4人が、
「一人でも二人でも、伝わる人には伝わるのです!!」と、演奏を続けてゆく・・
あ~私もそうだな~と思いました。
上手だから演奏するのではなく、本当に歌が好きでたまらなくて
今は人前で演奏することが、私の生活の一部になっているのだと思います。
ゆったりしたペースですが、いろんな方と出会わせていただき、
私らしい場所で演奏させて頂けるのが、何よりも嬉しいです。
カルテットのドラマに出てきた軽井沢の「大賀ホール」でも一度歌わせて
頂いたことがありますが、あのホールは本当に素晴らしいホールでした。
しかし、どんなに小さな場所でも、私が行く場所が心安らぐ最高の空間になることを
いつも祈っています。
そして、生活のいろんな場面に、街中に生演奏があふれていたら素敵だろうな~と
思います。音楽を愛する人々は、違った楽器、違った声で、ひとつのハーモニーを
作り出す事が出来ますからね。
最近、以前深く考えずに作った歌が、現実のものとして腑に落ちる瞬間があります。
今日も、「青い鳥い見つけた」の歌詞のように「朝日のあたる部屋」で
「幸せの青い鳥は、いつも僕のそばにいるよ、心の中にいるよ」ということを実感しました。
何が出来るとか出来ないではなく、みんなその存在そのものが本当に素晴らしい!!
生かされている命そのものを、もっともっと喜びたいと思います。
今日も読んで下さって本当にありがとうございます。